「アイデア大国オランダ」その3/コンピュータ制御のトマト農場
平成31年4月29日。
2つ前の記事の続きで、2018年12月1日放映の
「世界ふしぎ発見!知らなかった!びっくりアイデア大国オランダ」より。
風車のある景色が映し出されました。
オランダは国土が狭く、日照時間も短い国なのに、
農産物の輸出高は、あのアメリカに次いで世界第2位だそうです。
どうしてなのか?
ミステリーハンターの鉢嶺杏奈さんは、
オランダのトマト農場にやってきました。
でも日本の農場とは、雰囲気が違います。
トマト農場は、広大な面積に巨大ハウス。
外見だけでなく、中身も違いました。
なぜ背が高いか?
リチャードさんが説明してくれました。
「小さな苗から育てると、収穫までに3か月もかかる。
だから、一度育てた苗は大きくし、蔓を長く伸ばして、
収穫回数と量を増やしているのさあ」
さらに、土壌は使わずに、ロックウール(培地)と呼ばれる
小さなマット。
水と肥料は、同時にチューブで与えていました。
どれくらいの水と肥料をあげたらいいかは、
コンピューターが指示してくれるそうです。
つまり、ここでトマトを育てているのはコンピュータ。
設備内は全てコンピュータ制御。
その日の天候に合わせ、ハウス内の温度や湿度を調整。
必要な水の量などもコントロールしています。
トマトの収穫には、人の手が必要ですが、
いっぱいになったかごは、出荷場まで、
自動で動くカートが運んでくれます。
この方法で、オランダは、日本のおよそ7分の1の
栽培面積であるのに、トマトの生産量は日本を上回っています。
驚きです。
生徒たちに伝えたいオランダです。
つづく
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