「女将」「女形」の読み方
今日は12月25日。
テレビのニュースで、
蒲郡市の旅館の「女将」が紹介されていました。
「女将」を「じょしょう」と読んだら、
奥さんから「”おかみ”って読むんだよ」と言われました。
そうか、恥ずかしながら、「女将」と書いて
「おかみ」読むと、おそらく初めて知りました。
私にとって、「おかみ」は「おかみ」でした。
ひらがなしか浮かびませんでした。
強いて感じだったら、「お上」かな?
いい機会なので「女将」について少し調べました。
誤解してはいけないのは、
「女将(じょしょう)」という言葉・読みは存在することです。
でも、あんまり「じょしょう」とは読まないようです。
「おかみ」と読むのが一般的なようです。確かにそう思います。
ニュースで見た時も、「女将」を「じょしょう」と読むことに
違和感はありました。でも他の読み方を知りません。
本来は「おかみ」は「御上」という漢字でしょうが、
「女将」を「おかみ」と読むようになりました。
こういうのを熟字訓と言います。
単語ではなく熟語単位で、訓読みを当てたものです。
「昨日(きのう)」「雪崩(なだれ)」「浴衣(ゆかた)」が
熟字訓です。
「浴衣」は「よくい」と音読みで読みますが、
だれもこんな読み方をしないですよね。
※参考:Wikipedia 熟字訓
「女将」の対義語は男の「大将」でしょう。
「女将」とともに、「女」で始まる言葉で、
読み方が(私には)厄介なのが、「女形」です。
意味は歌舞伎の”おんながた”。
「女形」は「おんながた」と読みますが、
「おやま」とも言っていたなと思い出しました。
この場合は、どっちが普及しているのだろう。
どうも「おんながた」が今であって、
「おやま」は言われなくなっているようです。
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