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2018年9月17日 (月)

火が常に灯されている話/ヘスティアの祭壇

今日は9月17日。

  

昨日は勤務校の体育祭がありました。

2学期になって台風が来たりして、雨の多い日々でしたが、

幸いにも昨日は晴れ。無事に済みました。

 

開会式で聖火ランナーが運動場を走り、聖火台に火を灯します。

その時に、隣にいた同僚の社会科の先生が、

「アテネの聖火って、ずっと燃えているんですかね」

と聞いてきました。

「どうなんでしょうね」

2人で、遠いギリシャの聖火に思いを馳せていました。

実際どうなんでしょう。

調べました。  

  

結論は、オリンピックの聖火については、

毎回採火され、聖火ランナーにに引き継がれ、

大会会場に届けられるそうです。

Wikipedia オリンピック聖火から引用します。

  

古代ギリシア人にとって、火はプロメーテウスが

神々の元から盗んできたものだと考えられており、

神聖なものだった。

このため、火はオリンピアの多くの神殿に見られるのである。

火はオリンピアにあるヘスティアーの祭壇で燃え続けた。

オリンピック開催期間中は、ゼウスとゼウスの妻ヘーラーの

神殿に火がともされ、ゼウスを称えた。

近代オリンピックにおける聖火は、

かつてヘーラーの神殿が建てられていた場所で採火されている。 

  

Otr016jpp021263439

Otr016jpp021257300 JIJI.COM リオ五輪(2016年)・聖火リレー 写真特集より

 

こんな採火式の様子は、以前見たことがあります。

 

   

ここで気になった記述が「ヘスティアの祭壇で燃え続けた」です。

オリンピックの聖火には関係ないけれど、燃え続けている火があるの?

ヘスティアについて、調べました。

ファンタジィ事典 ヘスティアー

  

 

ヘスティアーは古代ギリシアの竈(かまど)、あるいは炉の女神。

ゼウスやポセイドン、ハーデースら6人兄弟の長女。

炉は家の中心であり、彼女は家庭を守護する女神として崇拝された。

また、生け贄を捧げる祭壇も彼女の管理下にあるとされた。

都市の神殿には彼女の祭壇があり、常に火が灯されており、

ヘスティアーは都市の守護者と考えられた。

新しい植民地を建設する際には、この祭壇から火が運ばれ、

植民地にもたらされた。 

  

 

火が常に灯されているという発想はあるようです。

以前、番組で見た比叡山延暦寺の

不滅の法灯(ふめつのほうとう)」を思い出しました。

これも火を常に灯す発想です。

いい機会なので、この番組について、次の記事で読み物化してみたい。

  

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