「列島誕生 ジオジャパン 第1集」より/衝突が富士山とソメイヨシノをつくった
今日は9月30日。
前投稿の続きで、昨年7月23日に放映された
「NHKスペシャル 列島誕生 ジオジャパン
第1集 奇跡の島はこうして生まれた」より。
これがラストの読み物化。
ナレーター:桜と富士山。日本の絶景の代名詞です。
実はこの風景も、火山島の連続衝突が生んだものです。
伊豆半島の沖合25kmにある伊豆大島。
春、この島を一斉に白く染めるのはオオシマザクラです。
伊豆の島々で進化を遂げ、
大きな花を咲かせるようになった桜です。
香りが豊かなため、桜餅にはこの桜の葉っぱが使われています。
伊豆半島の元がぶつかってきた時、
この島の桜も一緒に本州へともたらされたと考えられています。
このオオシマザクラが本州にあった桜と交配することで、
大きな花をたくさん咲かせる見事な桜が生まれました。
それがソメイヨシノです。
大きな花を咲かせるオオシマザクラの特徴を
引き継いだソメイヨシノは、
江戸時代から日本人の心をとらえ、
今や日本を代表する花となりました。
そして桜とともに富士山も火山島の衝突がもたらしたものです。
伊豆の島々がぶつかり続けることで、
大量のマグマがこの場所で生まれ、日本一の山ができました。
春、人々を魅了する富士山と桜の姿が、
かつて東西に分かれていた日本が
一つになったことを物語る絶景です。
勉強になった番組です。
桜餅については、10年前に記事を書いています。
※ここでも道草 桜餅を買ってきて食べました(2008年4月13日投稿)
10年前の記事に、桜餅はオオシマザクラの葉が使われることが
ちゃんと書いてありました。
香りがいいからとも書いています。
10年ぶりに、桜餅の知識が増えました。
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