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2018年9月30日 (日)

「列島誕生 ジオジャパン 第1集」より/次々と火山島が衝突していくシーン

 

今日は9月30日。

  

前投稿の続きで、昨年7月23日に放映された

NHKスペシャル 列島誕生 ジオジャパン

第1集 奇跡の島はこうして生まれた」より。

  

それでは今回は列島誕生を導いた第2の事件。

  

聞き書きします。

 

ナレーター:富士山を取り巻く南関東の山々。

  日本が二本だった頃、この辺りは海でした。

  この風景はまさに、第2の事件、

  火山島の連続衝突によって造られました。

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こうやって説明が始まった第2の事件。

一部要約。

南関東の山々の一つ、丹沢山地では、

400mの高さから枕状溶岩が発見されます。

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枕状溶岩は海底での噴火で流出した溶岩が、

海水によって急激に冷やされることによってできます。

海底の産物なのです。

さらには、サンゴやオウムガイの化石も発見されます。

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なぜ、山の上にこのような枕状溶岩や

海の生き物の化石が出てくるのか?

  

  

枕状溶岩とサンゴがある場所が、

丹沢山地のはるか南に発見されました。

それが伊豆や小笠原の島々です。

実は丹沢山地も、もともとは南の火山島だったのです。

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ナレーター:これら南の海の火山島こそ、

  第2の大事件の主役たちです。

  この火山島(御蔵島)、実は・・・・

  水中から見ると、広大な裾野をもつ巨大な海底火山です。

  孀婦岩も、海の底から1200m盛り上がった巨大な火山です。

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※「孀婦岩」についてはここを見てください↓

ここでも道草 今晩、まもなく「孀婦岩(そうふがん)」を特集する番組放映(2018年9月29日投稿) 

 

ナレーター:これら伊豆の火山島は、

  関東の方に向かって一直線に並んでいます。

  実はこの並び方こそが、第2の大事件を引き起こしたのです。

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一部要約。

もともと火山島の列は、

日本列島の南で西向きに並んでいました。

日本列島が大陸から引きちぎられ、

日本が二本になっていた頃に、

火山島ののっているフィリピン海プレートが移動して、

北向きになり、ちょうど二本の日本列島の間に向かって

火山島が進むようになりました。

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そして、最後の写真でスポットライトが当たった場所に、

火山島が連続して衝突するようになりました。

  

再び聞き書きします。

  

ナレーター:地球史上稀な火山島の連続衝突。

  (中略)

  日本列島がまだ二本だった頃、今の関東の辺りは、

  東日本と西日本を隔てる海峡でした。

  その南の沖合には、火山島が一列に並んでいます。

  海底から見ればどれも巨大な火山です。

  火山島の周囲では、ひっきりなしにあの枕状溶岩が

  生まれていました。

  浅い海にはサンゴ礁が発達しています。

  そして1500万年前。

  フィリピン海プレートが北に移動します。

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  これが奇跡の始まりでした。

  一列に並んだ火山島が、次々と西日本と

  東日本の間へと向かって行ったんです。

  500万年前頃には、丹沢山地の元になる島々がぶつかりました。

  島の周囲のサンゴ礁も海底の溶岩も

  陸地の高いところへ押し上げられていきます。

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  丹沢の山中にサンゴ礁や枕状溶岩があるのは、

  この大事件の名残です。

   

  空から見たこの光景は、

  連続衝突の規模の大きさを物語っています。

  最も初期に衝突した火山島が櫛形山地になりました。

  その後やって来たのは御坂山地になり、

  続いて丹沢山地になり、最後の衝突で伊豆半島ができました。

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  日本列島誕生、第2の大事件。

  それは2つに分かれていた日本の間を偶然埋めるように起こった

  火山島の連続衝突でした。

  (中略)

  火山島が連続して衝突する山々からは、

  大量の土砂が流れ始めました。

  その土砂は二本に分かれていた日本の間の海を埋め、

  今の関東平野の元となりました。

  偶然に起こった火山島の連続衝突により、

  それまで2つに分かれていた日本列島が、

  ついに一本につながったのです。

  およそ500万年前の出来事でした。

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以前から伊豆半島は衝突した島だとは聞いていました。

それだけではなかった。

次々に火山島が衝突して山地ができたことが

よくわかった素晴らしい映像でした。  

   

このような映像満載のこの番組を、

いつかは授業で使いたいですね。

  

火山島が衝突したことで、

今身近にあるものが誕生した話を次の投稿で書きます。

 

つづく

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