それぞれの街に、それぞれの沢村さんがいた
今日は8月21日。
出勤前のもう1本。
8月9日放映の「英雄たちの選択」(NHKBSプレミアム)では、
何と、沢村栄治さんが扱われました。
選択は、職業野球から誘われた時に、
高校を中退して職業野球に行くか、
職業野球に行かず、高校を卒業して慶応大学に行くかでした。
沢村さんは職業野球を選びます。
その結果、戦争に3回も出征し、命を落とします。
職業野球を選択する際に、
「一生面倒を見る」といったジャイアンツ(巨人軍)の約束は
出るのかなと見ていましたが、出ませんでした。
※参考:ここでも道草 沢村栄治1.黒鉄ヒロシさんのコメント(2012年4月26日投稿)
ゲストの永井良和さんの発言が印象に残りました。
聞き書きです。
永井:沢村さんというのは、いまやもう伝説で、
賞にも名前を残していますけど、
沢村さんが偉大な選手だっというだけでなく、
そういう沢村さんのような境遇、
そして運命に巻き込まれた若者たちが、
当時たくさんいたということ、
それぞれの街に、それぞれの沢村さんがいたということをですね、
思い出してほしいなと思います。
特に夏の甲子園、大会ではですね、あのお、
慰霊のためのサイレンが鳴らされて、その間、
試合がストップするんですけど、
野球を止める力がある、
野球を止める何かがあるんだということをですね、
その場に居合わせた人、放送を見ている人たちに、
もう一回考え直してほしいなと思います。
「ぞれぞれの街にいた、沢村さん」の一人が、
8月1日放映の「歴史秘話ヒストリア」で紹介されていました。
その記事は、今晩書くことにします。
「野球を止める力」とは何か。
1分間の黙祷を体験すると同時に、
1分間、やっていることを止める理由を、
毎回思い出したい。忘れちゃいけない。
永井さんの言葉は、ちょっと自分の中で
形式的になりかけていた黙祷を見直させてくれました。
さあ出勤。
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