注目したい2人のインタビュー記事に出会う
今日は8月30日。
この夏は野球のことを記事にすることが多いです。
今日もきっと何本か書きます。
仕事もやらねばと思いつつ、道草多しの日々。
昨日のこの記事に注目。
※@niftyニュース 【高校野球】金足農のサヨナラ2ランスクイズ 近江の2年生バッテリーが今明かす真相と心境
↓先日ブログで、近江高校の2年生バッテリーは
注目したいと書きました。(林優樹投手/有馬諒捕手)
※ここでも道草 金足農業、秋田県勢で103年ぶりの決勝進出(2018年8月21日投稿)
その2人へのインタビュー記事なので、もちろん注目です。
引用します。
2-1で迎えた9回裏。
球場の九割ほどは金足農に対する大声援に包まれていた。
近年、甲子園でよく起こっている劣勢のチームを後押しする、
いわゆる“判官贔屓”のムードである。
だが、そんな空気の要因を有馬はこう見ていた。
「9回にああいう展開になってしまったのは、
自分たちが8、9回のチャンスを作っておきながら、
そのチャンスを生かせなかったからだと思います。
吉田投手のピッチングが、
観客を引き寄せるようなピッチングでしたし。
それがもう、勝敗を決める“流れ”になったんだと思います」
確かにそうです。
このように分析した有馬君に感心します。
さらに引用します。
「8回にピンチを三振で断たれたことで、
“吉田投手を応援しよう”みたいな空気になっていたので…。
それにしてもすごい声援でした」。
7番・菊地彪吾(3年)にも左前安打を許し、
続く菊地亮太(3年)にはストレートの四球。
無死満塁になった。
「ボールカウントが先行するだけですごい拍手と声援があって。
目に見えない圧力を感じました」。
バックネットを背にしている有馬でさえ
これだけのプレッシャーがかかっていたのだから、
視界にバックネット裏の観客が広がる林には
相当な重圧がかかっていた。
いつも聞こえる有馬の声が聞こえず、タイムも使い切っていた、
まず、どう投げればいいのか分からない。
いつもは淡々と投げる林の顔がこわばっているのが分かった。
すごい体験をあの場所でしていたんだなと思います。
「負けたことは悔しいですけれど、
8回と9回の自分たちのチャンスを抑えられた時も、
9回に2ランスクイズを決められた時も……
向こうはこういう場面を想定した練習を
ずっとやってきたんやなって思いました。
そんなチームとこんな試合ができましたし、
吉田投手のマウンドでの姿勢を見ていたら……
自分も見習うところがありました。
自分ももっと真っすぐのキレとスピードを上げていきたいです」
と林は誓う。
激戦から一夜明けて宿舎を発つ朝、
多賀章仁監督から新チームのキャプテンを命じられたという有馬の目は、
もう来夏に向けられていた。
「これからもっとしんどいこともあると思います。
注目されることで、厳しい試合も増えると思いますし……。
でも、自分がもっと林をうまくリードして、
来年も甲子園には必ず帰ってきたいです。
というより、甲子園は帰らないといけない場所だと思っています」
2年生バッテリーにとって、
あの空気の中にいたことは酷だったのかもしれない。
でも2人の受け止め方はむしろポジティブで、
“甲子園はこんなこともある”とさえ言っているようにも感じた。
「自分たちは、まだ来年があります」。
そう言って元気にグラウンドに駆け戻っていく有馬の後ろ姿に、
来年の楽しみがまたひとつ増えたような気がした。
(沢井史 / Fumi Sawai)
あの場面で、2人が思っていたことがすごくよくわかり、
さらにポジティブな発言も聞けました。
いい記事に出会いました。
見逃さなくてよかった。
このブログに書き留めておかないと、
手元から永遠に離れて行ってしまいそうで、
引用しました。
やはり、来年の甲子園が楽しみです。
大騒ぎせずに、息長く注目していきたい。
最後に、この記事に掲載されていた写真です。
林投手は、甲子園ですごいピッチングをした投手とは思えないほど、
あどけなさがあります。
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