20170902報告その7.しょうもない授業をしていたら、人生がもったいない
今日は9月16日。
9月9日の記事の続きで、
キミヤーズ塾の報告を書いていきます。
〇「飛んで、仮名文」という実践。
村上公也先生が、教職を引退されてから編み出した実践だと思う。
引退されても、教育活動は引退されていない証拠のような実践。
大事にされているのは、子どもが表現すること。
その子の体験を踏まえた作文が作られると、
「その子らしさ」が出ていいと考える。
したがって、その子のことをよく知っていると、
「飛んで、仮名文」の正解に行きつきやすくなる。
〇みんなの前で自分の経験を語ることを勧めていたのは、
佐藤幸司先生の考えにもつながる。
※参考:佐藤先生のチキンライスの授業(2007年11月25日投稿)
〇「飛んで、仮名文」「ワン・ヒント・クイズ」で、
会場の参加者にも答えを求められたが、
なかなか挙手して答えを発する人がいなかった。
村上先生がその場面で言ったことが心に残った。
「自信がないから言わない。それはそれまでの教育が違う。
間違った教育を受けている証拠」
そうかもしれない。
子どもの時に、正解を求める授業体験が多いと、
不正解で恥ずかしい体験をしないようになってしまっている。
それが大人になっても変わらない。
私自身も、それまで受けた教育の影響を受けているかも
そう思わせてくれた言葉でした。
〇村上先生の言葉で印象に残ったといえば、この言葉も。
「しょうもない授業をしていたら、教師は面白くないよ。
人生がもったいないよ」
これはそう思う。
人生の多くの時間を費やして準備して、授業を行ている。
惰性で授業をやっていては、人生の無駄遣い。
10月に行う国語の研究授業。いいアイデアが浮かんでいる。
ぜひ思いついたことを実行して、授業を楽しみたい。
楽しむのはやっぱり、惰性ではなく、自ら変化させていくところに
面白さがあると思う。
最初に書いたように、引退されても新しい実践を生み出す村上先生は
やっぱり楽しそうだ。
(つづく)
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