20170721報告5.映像を熟知する/ただ番組を見るだけでなく
今日は7月27日。
前投稿に引き続き、7月21日の報告です。
研修会「NHK for school×アクティブ・ラーニング
実践ワークショップ in北名古屋市」で学んだことでした。
〇千葉県柏市立柏第三小学校の小川裕也先生が講師で来られていました。
小川先生が次のようなことを言っていました。
小川先生は中堅の先生。
若手や中堅にとって、ベテランの先生の技は越えられないもの。
NHK for schoolの番組を知っていることで、
そのようなベテランの先生の持っていない強力な教材を得たことになると。
おそらく自分は「ベテランの先生」
今回の研修会でも、見回して年齢的に自分以上と思われる人は少なかったです。
いないかも?
そんな「ベテランの先生」だって番組を知ったっていい。
若者と中堅だけが番組を知っているのではなく、
「ベテランの先生」だって、いろいろな番組を知るべきだと思います。
自分が子どもたちに見せることができる番組を”熟知”しておいて、
授業でどうそれらの番組を利用するかが、
教師としてやりがいのある技術だと思うのです。
この夏休み。
NHK for schoolの番組をできるだけ見ておく。
見なければ使えない。
それ以外にも自分が所有している録画番組を見ておく。
そして番組がどこに保管されているか整理して、
すぐに使えるようにしておく。
そこまでやって”熟知”です。
〇小川先生は模擬授業をしてくれました。
授業の中で利用した番組は「しまった!」です。
※「しまった!」新聞を作る編 (10分間)
この番組の中で「新聞編集のポイント」3点が示されました。
1.大事な記事から大きく順番に並べる
2.記事の要約を初めに書(できるだけ)
3.見出しは短く、最後によく考えて!
このポイントのみを動画で見ることができます。
※ポイントのまとめ (23秒)
〇もう一人の講師の先生は、敬愛大学専任講師の阿部学先生。
阿部先生の言う「+1(プラスワン)の発想」がよかった。
ただやるのではなく、何か面白いことができないかを考えて、
何か一つ(プラスワン)でも付け加えてやってみる。そうすると面白い活動になる。
そのような発想です。
〇その例を提示してくれました。
・メディアの向こうには人がいる
→ただ番組を見るだけでなく、出会えないか?
・メディアは誰かによって作られたものだ。
→ただ番組を見るだけでなく、作れないか?
〇「ただ番組を見るだけでなく」がキーワードだと思いました。
それはふだんから気をつけていきたいことです。
ただ番組を見るだけでなく、その番組を見たことをきかっけに何かする。
そうすると、番組を見た価値が高まるのです。
〇阿部先生のワークショップで視聴した番組は「メディアタイムズ」
前投稿で紹介した※「メディアタイムズ」動画クリエイター
番組のコンセプトは前投稿にあり。一部引用↓
「仲間とともに身につける!メディア・リテラシー」
〇「Media Literacy」の意味 阿部先生が話題にしてくれました。
Media・・媒体 間にあるもの
制作者・作者ーMedia-聞く人、見る人
Literacy・・識字 読み書き能力
「メディアを読み書きする能力」ということになります。
よりわかりやすい説明を探しました。
次のサイトから引用します。
インターネットやテレビ、新聞などのメディアを使いこなし、
メディアの伝える情報を理解する能力。
また、メディアからの情報を見きわめる能力のこと。
〇阿部先生の言う「+1の発想」「ただ番組を見るだけではなく」の発想で、
テレビ番組と対峙することで、メディアリテラシーの実践になると思う。
〇今回、NHKからも助っ人でいろいろな方が来られました。
その人たちの中で、名前は残念、忘れてしまいましたが、
ディレクターという肩書の男の人に興味をもちました。
NHK for schoolを今のようにした人と紹介を受けていました。
インターネットで見ることができるあのサイトを構築した人と理解しました。
こういう人と出会えて、話が聞けたのはよかった。
単純ですが、ミスターNHK for school!さんに出会えて、
他の人より少しだけNHK for schoolの世界に踏み込めた気になりました。
このちっぽけな優越感が、次の行動力を生み出します。
〇ミスターNHK for school!さんがこう言っていました。
「10分の番組を作るのに、その10倍の映像から削って削って作り上げる。
授業づくりと同じだと考えています。」
そこまで教材研究はしてないんだよなあ。理想ではあるけど。
以上で7月21日の報告をやっと終了。
ただ、この研修会でいただいた冊子の一つに次の本がありました。
「NHK for schoolをタブレット端末で使おう!」
(NHK for school×タブレット端末活用研究プロジェクト編著)
この冊子を読んだら、またこのブログに書き留めることになるかも。
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