「ウワサの保護者会 プログラミング教育」その4
今日は6月10日。
前投稿に引き続き、5月20日放映の番組
「ウワサの保護者会 “プログラミング教育”って、なに?!」の
聞き書きをしていきます。
プログラミング教育を先行して実施している小学校を紹介していました。
千葉県柏市立大津ヶ丘第一小学校です。
訪れたのは6年生の授業。
課題は「学校のことを何にも知らない1年生に、
教室や場所を紹介する」こと。
ナレーター:課題を解決するため、論理的に考える力をつけることが、
授業の目的だ。まず担当する教室ごとに分かれ、
1年生にどうやって伝えるかを考える。
こちらはコンピュータ室担当。
子ども:プリンターの写真とともに、
(その写真に)「ここから紙を印刷します」と説明を
加えたほうがいいよね。
子ども:「印刷」が(1年生には)わかんなくない?
子ども:(カメラに向かって)1年生向けっいうのがあって、
ただ書くだけじゃなくて、わかりやすくしないといけないということを
どうしようかと話し合っています。
子ども:1年生が使うところだけでいいんじゃん。
子ども:じゃあ、プロジェクターは使うじゃん。
子ども:情報モラルはいらない・・・
子ども:まだいらない。
子ども:情報モラルの張り紙はいらない。
ナレーター:プログラミング教育では、課題を解決するためには
どうしたらいいか、子どもたちの発想力も育まれている。
ナレーター:こちらは職員室を担当する班。
子ども:おもしろい感じに文をまとめたりして、1年生も楽しめる。
ナレーター:次に素材になる写真を撮影する。
子ども:加納先生いますか?
おもしろいと思ってほしいので、「変顔」(してください)。
先生:本当に?
ナレーター:変顔(の写真)で、職員室にはおもしろい先生もいることを
伝えたい。
一方、音楽室を担当するこの班は・・・・
子ども:(このような)楽器って、吹奏楽部にならない限り、
音が聴けないので、他の学年の人だって音を聴いてみたいはずだから
音を録った方がいいかなあと思って。
ナレーター:音楽室にあるさまざまな楽器の音を録音。
子ども:無理。いきなり無理。
子ども:よかったのに。
ナレーター:そしてその翌日。
集めた素材を使って、いよいよプログラミングを始める。
教えるのは、担任に加え、柏市から委託を受けたIT教育の専門家。
子どもたちが使うのは、指示の書かれたブロックを組み合わせて、
プログラミングできるソフト。
例えば「ずっと」と「10歩動かす」を組み合わせると、
すると指示されたキャラクターは、ずっと10歩を繰り返す。
視覚的の操作ができるので、子どもたちにも簡単だ。
ナレーター:カーソルを合わせると、写真や文字が表示される
というプログラムを使い、それぞれの場所に何があるのか紹介する。
ナレーター:こちらは理科室担当。
子ども:ここの水道、どうするの?
子ども:水道(の写真)ってある?
子ども:使う素材に(アップの写真は)ないよね。
子ども:水道がありますって、ふきだしでいいじゃん。
音楽室担当
子ども:(カメラに向かって)鉄琴をたたいているところを、
写真を動かしてできるようにしようと思っています。
ナレーター:思いついたことを実現するために、
プログラミングの中で試行錯誤を繰り返す。そして・・・
子ども:(カメラに向かって)こんな感じで
鉄琴をたたいているようになります。
ナレータ-:パソコンだけではない総合的な学び。プログラミング教育。
子どもたち、どう感じた?
子どもたちの答
子ども:この授業を活かして、柏市のいいところとか、
学校全体のいいところとか、そういうのをいろいろな人に
伝えられたらと思う。
子ども:家で使える家事をやってくれるロボットとかを作りたい。
食洗機とかもさらに使いやすく改良してみたいと思います。
お母さんにいろいろやってもらっているので、
ちょっと楽をさせてあげたい。
子ども:災害から身を守るロボットを作って、
みんなに感謝されるようにしたい。
近い将来、プログラミング教育の内容を考えるときに、
今回の聞き書きが役に立つような気がします。
あと1回で、聞き書きを終えることができるかな。
(つづく)
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