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2017年3月31日 (金)

「認知的不協和」解消のためなら、妄想をつくり出す脳

  

今日は3月31日。

  

前投稿に引き続き、

2月4日放映の「世界一受けたい授業 男性脳と女性脳の違い」より。

  

年を取ると切れやすくなるのは男性?女性?

  

正解は男性。その理由は・・・

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脳の部位の中で、怒りの感情を抑える前頭前野の老化が早いからです。

気をつけよう。

前頭前野は老化させたくないね。

  

  

次の問題。

男女でけんかした時に、相手を無視するのは男性?女性?

  

正解は男性。なぜか・・・

脳の中で言語・コミュニケーションをつかさどるのが

上側頭溝(じょうそくとうこう)。

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男女で比較すると、この上側頭溝が発達しているのが女性。

Rimg3837  

したがって次のような状態になりやすいそうです↓

Rimg3838

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脳の機能は、しっかり現象として表れているのですね。

  

  

次の場合は、男女の比較ではありません。

  

ブラック企業。

そんな会社辞めてしまえばいいのにと、

傍(はた)から見ていると思いますが、

脳がだまされているのです。

  

次のような実験が行われました。

Rimg3840

Aグループ8人、Bグループ8人。

Rimg3841

全員、1時間、ひたすら輪ゴムを長くつなげる作業が課せられました。

その後、報酬が与えられました。

Rimg3842  

その後のアンケートによると、次のような結果になりました。

Rimg3843  

報酬が少ない方の6人が「楽しかった」と答えたのです。

不思議です。

なぜか?

Aグループの人たちの頭の中には2つの思いがあります。

・とても退屈で大変な作業だった

・でも作業に見合った報酬がもらえた

こうしてAグループの人は納得し、特に悩むことなく、

「退屈な作業だった」と素直な感想が出てきたのです。

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それに対してBグループ。

やはり2つの思いがあります。

・とても退屈で大変な作業だった

・それなのに報酬が少なすぎる

これでは納得できないのです。

この2つの矛盾した思いのある状態を「認知的不協和」と言うそうです。

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このような場合、何とか自分を納得させようと、

脳はどちらかの考えを変えてしまうのです。

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とても退屈で大変だったけど・・・・・楽しかったかもしれない。

だから少ない報酬でも・・・・・満足!

こんなふうに脳が勝手に妄想を作り出してしまうのです。

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ブラック企業の社員の場合、

・給料が安くて休みもない

・でも自分で選んだ仕事

この「認知的不協和」解消のため、考えが変わってしまう。

やりがいがあって楽しい!

だからブラック企業を辞められないのです。

  

  

「認知的不協和」状態って恐ろしいと思いました。

知らず知らず変な方向に向かっている自分はいないか、

チェックが必要です。

  

この番組でいい勉強ができました。

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