7歳が突出している「年齢別の歩行中の事故死傷者数」
今日は3月12日。
昨日はサークルがありました。
その時の収穫。
ある学校の学校通信の一部です。
これが見られたのが収穫の一つ。
「年齢別の歩行中の事故死傷者数」のグラフには驚きです。
7歳の死傷者数の突出は目立ちます。
出典元の「交通事故総合分析サンター」について調べました。
↑このサイトで調べました。
英語の名称から「ITARUDA」という略称があるようです。
平成4年(1992年)3月設立。
設立の目的は、上記サイトの「イタルダの設立目的」には
次のように書いてありました。
交通事故と人間、道路交通環境及び車両に関する
総合的な調査研究を通じて、交通事故の防止と
交通事故による被害の軽減を図ることにより、
安全、円滑かつ秩序ある交通社会の実現に寄与し、
もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。
さらに「理事長からのご挨拶」には設立理由がわかりやすく
書かれていました。こちらも一部転載します。
当センターが設立された平成当初のころは、
交通事故が増勢に転じて交通事故死者数が毎年1万人を超え、
「第2次交通戦争」ともいわれるような極めて深刻な交通情勢にあり、
真に効果的な交通安全対策を推進するためには、
交通事故を的確かつ徹底的に解明した上で、
より効果的な施策を推進していくことが不可欠でありました。
交通事故は、「人」「道路」及び「車」の三要素を中心に、
様々な要素が複合的に作用して発生すると言われていますが、
当時は交通事故事例の総合的な調査分析もなされておらず、
各種交通統計も各行政機関によって各々保有されており、
その有機的な結合がなされておりませんでした。
当センターはこのような情勢の下、
言わば「時代の要請」によって誕生しました。
今回、学校通信に載せられたグラフは、
イタルダの発行している分析レポート
「イタルダインフォメーション」№116に掲載されたものでした。
ぜひこのレポートを見てください。
一見の価値ありです。
↑ここを開いて、№116を見てください。
№116で掲載されたグラフをいくつか転載します。
(出典元を明示すれば転載OKなので載せます)
↑読売新聞に掲載されたグラフです。
さらに平成23~27年の結果を重ねたグラフです↓
7歳の死傷者数の突出は、平成27年だけではないことがわかります。
人口10万人当たりの死傷者数で見たグラフです↓
7歳の人口が多いわけではないのです。
やはり7歳のおかれた状況に死傷者数突出の理由があるのです。
サークルで、最初のグラフで69歳付近にある谷間はなぜ?
という声がありました。
「日本の総人口年齢構成」のグラフを見ると、
その谷間が年齢構成によって生じている可能性あるようです。
やはり戦争の影響があるのでしょう。
「イタルダインフォメーション」のまとめです↓
学校通信を持ってきてくれた先生は、
新入児説明会の時にこの資料を使ったそうです。
ピッタシのタイミングだと思いました。
機会があれば使っていきたい資料です。
7歳の突出を減らしていきましょう。
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