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2016年8月30日 (火)

20160829報告 村上先生のお話1.KTG TEACCH

 

今日は8月30日。

  

昨日は、愛知県の他市の研修会に飛び入りで参加。

村上公也先生が講師で来られていて、話が聴けました。

午後1時35分からの研修会で、

休憩15分で午後3時50分終了予定でした。

しかし、休憩6分ほどで、終わったのが午後5時3分。

しっかり村上先生のお話が聴けました。

何度か聴いた内容の話ですが、以前も書きましたが、

だんだん身に染みてくるのがわかるのです。

何度も話を聞き、何度も本を読み、

だんだん自分の血や肉になってくるのでしょう。

今回のように、同じ県内での機会は貴重です。

飛び入りをOKしていただいて、主催者に感謝です。

  

大事なことを書きとめて、少しでも血や肉にしていきます。

資料からの引用は茶色の文字。

それ以外は黒文字でいきます。

  

〇授業は量より質

 

〇KTG(困った時には具体物)

 ・抽象的だったり、難しい内容だったり、伝えにくい時は、

  とにかく無理やりにでも、具体物化する(こじつけでも何でもいい)

 ・具体物(教具・モデル)を実際に探しに行ったり、

  ホームセンターや百円ショップに行き、

  自分の手で触れて考えると見通しがつく。

 ・頭で考えているだけではダメで、手を動かして、試行錯誤し、

  形にすることが重要!

 

〇「よーく見るカード」「よく聞くカード」の合体

  ↓

  「きのこみたい」(子どもの声)

  合体したものを「きのこ顔」と呼ぶようにする。

  簡潔な「きのこ顔」ろいうラベルをはることで、

  子どもたちに「きのこ顔」と言うだけで、よく見る、よく聞くようになる。

 

〇TEACCHプログラム・・・見通し立たないことが自閉症の根源という説

 ・見通し力を育てる技術はまだまだ。

 ・見通しを示して、安心させることはできている。

 ・「次は何をすると思う」という質問を繰り返し日々行う。

  近未来を想像するようになる。

  脳が変わってくる。 

  想像する能力が高まる

 ・近未来を想像すること、過去を思い起こすことを

  つかさどる脳の場所は一緒。

  したがって、想像することで思い起こす能力も高まり、

  逆に思い起こすことで、近未来を想像する能力も高まる。

  

〇TEACCHプログラムとは?

 ・自分のブログに「TEACCH」登場した時を検索してみた。

  2013年の3月に登場している。(こういう機会に読みなおしする)

  ※ここでも道草 3月10日の講座より(2013年3月18日投稿)

  ※ここでも道草 「発達障害のある子の困り感に寄り添う支援」からどっさり引用(2016年3月22日投稿) 

  後者から引用。

  

  ここを切り抜ける方法はただ一つ。

  教師が、発達障害のことについて、

  保護者以上に勉強することである。

  「構造化・TEACCH」「応用行動分析(ABA)}と聞いて、

  そんな専門的なことは分からないと言わないでほしい。

  ちょっと勉強すれば、すぐに理解できることである。

  「自分は専門でない」と思い込んでいる限り、

  いつまでたっても保護者との話はかみ合わない。(135p)

  

  今回、村上先生のお話の中にTEACCHが登場して、

  自分がまだ3年前のレベルからあまり進歩していないと思う。

  「構造化 TWACCH」が頭に浮かびませんでした。

  そこでいい機会をいただいたと思い、次のサイトを読んでみた。

  「ちょっと勉強すれば、すぐに理解できること」を実践。

  参考:LITALICO発達ナビ  TEACCHとは?

  

 さらにTEACCHの勉強を進めます。

 3月のキミヤーズ塾で購入した本にも当たりました。

 「キーワードブック 特別支援教育 

 インクルーシブ教育時代の障害児教育」(クリエイツかもがわ 発行)

155_4  

 ここに印象的な文章がありましたので引用します。

  

 (TEACCHプログラムの)支援の方法ー構造化された指導

 一人一人の理解や特性に合わせて周囲の意味と見通しを

 わかりやすく伝え「情報を保証する」ための方法である。

 意味理解への援助の方法は目が悪い人の眼鏡にたとえられる。

 したがって、オーダーメイドの眼鏡でなくてはならず、

 まず一人ひとりのアセスメントから始まるのが支援の方略である。

 今や自閉症の人たちに話し言葉だけでなく、

 視覚的な手がかりを用いることで理解を助ける

 「視覚支援」の有効性は、共通認識になりつつある。

 これも脳の認知特性にあわせたTEACCHプログラムの

 実践の中で明らかにされてきた。 (130~131p)

  

 なるほど、そうだったのですね。

 さらに最近読んだ本で

 「自閉症スペクトラム障害 療育と対応を考える

 (平岩幹男著/岩波新書)ではこう書いています。

  

 TEACCHの四本柱は、物理的構造化、スケジュールの可視化、

 ワークシステム、視覚的構造化です。 (96p)

  

 この中で「ワークシステム」がすぐにわからず。引用します。

  

 ワークシステムは、二つ以上のことを同時にする、

 すなわち並行処理が苦手なことが多い子どもに対し、

 並行処理をしないですむような作業手順を設定することです。

 たとえば、給食の準備の場合、机の上を拭く、

 袋から箸やフォークを出す、食器が配られる順番に並べる、

 配膳を待つという手順を、文字や絵示します。

 こうしたことをしないで「給食の準備をして!」という声かけだけでは、

 子どもはしばしば混乱して何をすればよいかわからなくなります。

 (96~97p)

   

  

 以上「ちょっと勉強」してみました。

 

 

Rimg9903

村上先生の乗用車です。

おなじみのマークが貼ってありました。

  

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