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2013年3月18日 (月)

3月10日の講座より/アセスメント、しましょう

 

今日は3月18日。

 

3月10日、豊橋の「ほがらか講習会」に参加。

講習会のタイトルは「アセスメント、しましょう~素敵な支援をするためには、まず評価から~

講師は早川星朗先生(ロイヤルベルクリニック小児科 心理発達外来PRISM)

勉強になったことを、絞ってここに記しておこうと思います。

 

〇配られたレジメの最初にはこう書いてありました。

 よい支援は、こどもと支援者の正確な評価から。良質な評価があれば支援は6~7割成功です。

 

〇そもそもアセスメントとは?

  アセスメントを国語辞典で調べると「評価

 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所HPに次のような説明がありました。

 個人の状態像を理解し、必要な支援を考えたり、将来の行動を予想したり、支援の成果を調べること。

 

〇今回の講習会のレジメには、アセスメントの項目がたくさん紹介されていました。

 たとえば・・・ 

 やや苦手な課題でも椅子に座って10分程度取り組むことができる。

 学校によくあるタイプの椅子で、言語が中心の指示でも40分座っていられる。

 

 これらの問いに〇、△、×で答えます。たくさんの項目があり、

 それらに子どもが答えることで評価されるわけです。

 

〇講師の先生はこう言いました。

 どういう支援がいいか、環境がいいかは完成している。

 でもその子にどう対応するかが問題。愛知県はそれは遅れている。それもかなり。

 

〇アセスメントの項目に次のようなものあり。

 トークンエコノミーで、ご褒美の獲得が3カ月後であってもやり遂げることができる。

 

 「トークンエコノミー」について調べました。

 次のサイトから引用→心理学用語集 トークンエコノミー法

 トークンエコノミー法とは、適切な反応に対してトークン(代用貨幣)という報酬を与え、

 目的行動の生起頻度を高める行動療法の技法である。

 トークンは、一定量に達すると特定物品との交換や

 特定の活動が許されるという二次的強化の機能を果たす。

 適用にあたっては、事前にクライエントとトークンと代替する物品・活動の取り決めをすることが重要。

 この技法は、強化子に飽きにくく、場所を選ばずに強化できる、

 強化が遅れないなどの点で効果的である。

 

 これもこれからの特別支援を行っていく中で、私にとって重要な方法になるかな。予感。

 

〇「ぐずっても笑顔ではね返す」・・・これは最も印象に残った言葉です。

〇「本人が自分から行動するかが大事」・・・これも何度も講師の先生が言っていた言葉。

 

〇好きなものが少ない自閉症児

 子どもの行動を強化するためには、お褒美が有効。

 しかし、自閉症児は好きなものがすくなく、ご褒美にして喜ぶことが少ない可能性もあります。

 好きなものが少ない子なら、見つけてあげてくださいと講師の先生が言われました。20個くらいあるといい。

 

〇アセスメントの項目に模倣があった

 模倣、動作や発声など模倣することができるか

 

 模倣できるかできないかは大事な能力ということです。

 

〇その他次のようなアセスメントがあった

 選択する、情報をとってくることが自発的にできるか

 

  ・大人が「こっちを見て!」といったときに注目することができる。

 

  ・校庭から、校舎の上の方にある時計を見て、休み時間を切り上げて教室に戻ることができる。

 

  ・塾や学校で、教室の座席が前から3列目以降でも、黒板の板書に注目して授業を聞くことがおおむねできる。 

 行動管理、スケジュールなどに従うだけでなく、自分で管理できるか。

  ・着替え、食事、入浴などを親にやってもらわずに、自分でやろうとする。

  ・タイムタイマーなどで、苦手な活動を最後までやり遂げることができる。

  ・タイムタイマーなどで、DSやWiiなどのゲームを切り上げることができる。

  ・連絡帳を見て、必要なものを揃えたら一つずつ線を引いて消し自分でチェックできる。

  ※連絡帳でやり終えたら項目を消せるといい。

    そうしないと連絡帳に書く意味がないとまで講師の先生は言いました。。

 

〇支援理論や支援ツール

 発達障害を持つお子さんに対しての支援理論や支援ツールは大量に開発され、

 今や選択する時代になったそうです。以下に代表的なものを列挙。

 ◇自閉症・アスペルガー症候群(ASD)

  ESDM(早期療育)、TEACCHプログラム、PECS、ABA、ソーシャルストーリー、

  The Cat-Kit、そして日本発のたすくメソッド

 ◇ADHD(注意欠陥多動性障害)

  ストラテラとコンサータの薬物療法、ペアトレーニング(UCLA)、

  認知療法によるアンガーコントロール

 ◇LD(書字障害、読字障害、算数障害)

  DAISY、ビジョントレーニング、サングラス、拡大教科書

ひとつひとつの理論・ツールについては追って勉強をしていこう。

 

〇ESDM(超早期療育マニュアル)「佐賀モデル」

 服巻智子さんが気になった。

 公式ブログを左のサイドバーに表示することにしました。

 

 

以上、講座のまとめでした。

 

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