東京での研修あれこれ15.ICT まず特別支援教育
今日は8月23日。
8月20日の投稿に引き続き、8月9日・10日は発達協会主催の
「2016実戦セミナー M ICTを用いた指導・支援」の報告です。
5・6番目の講義である
【タブレット端末・スマートフォンを用いた学習・生活の支援①②/
坂井聡(香川大学)】より
〇資料の前書きより
文部科学省は、2011年4月に公表した「教育の情報化ビジョン」は、
初等中等教育段階の情報化に関する総合的な推進方策について
検討した結果をまとめたものである。
そのなかで特別支援教育については、
第1章の第2項「教育の情報化が果たす役割」において
以下のように記述されている。
「特別支援学校や小学校・中学校の特別支援学級に在籍したり、
通級による指導を受けたりする子どものほか、
通常学級に在籍する発達障害のある子ども等、
特別な支援を必要とする子どもたちにとって、
情報通信技術は、障害の状態や特性等に応じて活用することにより、
各教科や自立活動等の指導において、
その効果を高めることができる点で極めて有用である。
特に情報の収集・編集・表現・発信等コミュニケーション手段として
活用が期待される。」
このように、特別な支援を必要とする子どもの発達や
気質の特性に応じて情報通信技術を活用することが、
学習効果を高める点で極めて有用だとされているのである。
ここで忘れてはならないのは、障害のある子どもの障害そのものを
情報通信技術で克服・改善するということではなく、
その発達や気質の特性による学習上、生活上の困難を、
情報通信技術で克服・改善するという視点である。
※特別な支援必要とする子どもたちの困難さを、
ICT機器が克服・改善するのです。
今の自分は、特別支援学級担任で主任。そして情報教育主任。
上記の実践・研究をするには最適な場所だと認識したい。
後であの時にやっておけば良かったと
少しでも思わないで済むように、
今の立場を有効に利用していきたい。
〇坂井先生はADHDを言われる
・講師の坂井先生は「ADHDでしょ」と言われるそうです。
思い当たるところもあるようですが、
ADHDを次のように言い換えて、納得しているようです。
「あちこち行くけど大丈夫 ハラハラするけど大丈夫」
なるほど!
ADHDの子どもに接する時には、
これくらいの前向きの気持ちで対峙したいですね。
〇タブレット端末を導入した学校へ行ってみたら・・・
・通常学級には導入したが、特別支援学級は後回し。
・それはおかしい。本当は逆だ。先に特別支援学級だと坂井先生。
・賛成!
〇お金を支払えない子ども
・体験学習に備えて、事前に学校でお金を支払う練習。
・先生たちは、自販機を模したものを作製して、
実際に近い練習を行っていた。
・特別な支援を必要な子どもは、手が不自由で
お金が上手に数えられない。
・数えたりしている時に、お金を床に落としたりする。
・そのような子どもに、お金の数え方をそれでも教えるべきなのか?
・
・
・電子マネーの使い方を教えるのもいいのでは。
・例えば「ワオンカード」「ナナコカード」
・無理やり練習させて、できない体験を積み重ねるよりも、
将来使うことになるであろう電子マネーに触れさせる方が有効では?
・このような柔軟な発想が大事・・・・特別支援教育に関わる教師
※少し前に自分がICカードに疎いことを書きました。
ここでも道草 東京での研修あれこれ7.ICカード専用機(2016年8月15日投稿)
※電子マネーにも疎いです。
電子マネーで買える自販機を見てビックリしてたら、
娘に笑われました。その時に撮った写真です。
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