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2015年9月19日 (土)

ススキの話/ケイ酸を含む・かや葺き屋根

  

今日は9月19日。

さあ5連休。とにかく動こう!

道草もしよう!投稿4500本目を踏みたいなあ。

(今回が4489本目)

   

今回はススキの話。

本「身近な雑草の愉快な生きかた」(ちくま文庫)からの引用。

  

能力が高い「切れ者」なのだが、プライドが高く、

下手に触ると痛い目に遭わされそうな人がいる。

ススキはまさにそんなイメージである。

不用意にススキの葉に触ると皮膚を切ってしまうことがある。

実際、ススキの原で手や足を

傷だらけにした経験を持つ方も多いだろう。  (224p)

  

確かに経験あり。

その理由が書いてあり興味を持ちました↓

  

ススキの葉で皮膚が切れやすいのは、

ガラス質のトゲがのこぎりの歯のように並んでいるからである。

私たち人間が作る透明なガラスはケイ酸を原料としている。

ススキをはじめとしたイネ科の植物は、

草食動物から身を守るために、

土の中から吸収したケイ酸を体内に蓄積しているのだ。

そのため、葉だけでなく茎もかたい。

ススキの茎はコンクリートと同じくらいの耐久力があると

いわれているくらいだ。 (224p)

  

ほらほら、ワクワクしてくるような情報ではありませんか。

あの硬さはケイ酸だったのですね。

さらにこんな文章が続きます。

  

ススキは「カヤ」とも呼ばれる。

昔はススキの茎をたばねて屋根を作った。

これが「かや葺き屋根」である。

ススキが用意できない家では、しかたなく稲わらを使って

「わら葺き屋根」にした。

ススキは稲よりずっと高級だったのである。  (224p)

  

「かや葺き屋根」の方が「わら葺き屋根」より高級なのですね。

今まで比較して見たことありませんでした。

というより区別もできないのではないかな。

全部「わら葺き屋根」と思って見ていたと思います。

耐久性に大きな違いがあるようです。

「かや40年、麦わら15年、稲わら7年」と言われるそうです。

かやには適度な油分があり、雨を弾きますが、

わらは水を吸う特性があることで、耐久性の違いが生じました。

※参考:Yahoo! 知恵袋  

  

中学生の自由研究も面白かったです↓

※参考:かやぶき屋根はどうして雨もりしないのか?

結論だけ引用します。

  

Photo   

知恵袋の「雨を弾く」考えとの違いがありますが、

かやの表面に溝があって、雨を流すこと、

束ねたかやだと茎と茎の間を雨が伝わることなど

つきとめていて、すごいなと思います。

   

そうそうこの中学生が「カヤ」について説明してくれています。

「カヤ」は「ススキ」だけでなく「ヨシ」「チガヤ」などの

屋根を葺く草本の総称だそうです。  

  

ススキの話 つづく

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