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2015年5月18日 (月)

歴史捜査1/出土した武田騎馬軍団の馬

  

今日は5月18日。

  

4月23日放映の「片岡愛之助の解明!歴史捜査 戦国頂上決戦 

長篠の戦いの真実」を昨日見ました。

その中で注目は、武田軍が乗っていた馬です。

当時の馬は、今で言うサラブレットのような馬ではなく、

小型のポニーのような馬だ言われていました。

伴一孝先生の授業でも、その説が取り入れられていました。

時速9kmなので、とても戦闘用ではなくて、移動のための馬だったとのこと。

このことが、私の中で定説になっていました。

※参考:ここでも道草 伴一孝先生の「長篠・設楽原の戦い」の授業(2007年8月19日投稿)

  

しかし、今回は武田軍が乗ったであろう同じ種類の馬が出てきて、

実際に走りました。

その辺りを、番組の写真と聞き書きでここに残しておきます。

  

Rimg1826  

(ナレーター)

戦国最強と言われた武田騎馬軍団。

しかし、近年、その最強説に対し、さまざまな否定的な意見が出ている。

騎馬軍団は、本当は強くなかったのでは。

馬は全てポニー並みで、ろくに走れなかったのではないか。

はたして騎馬軍団の真実の姿とは?

  

捜査員は手がかりを知る人を訪ねた。

 

Rimg1827 

武田氏関連の発掘調査に、33年間関わっている人だそうです。

信藤さんが案内してくれたのが、

武田騎馬軍団の武将が乗ったであろう馬の骨格復元模型です。

Rimg1828

Rimg1829  

年齢で12~13歳。

人間の年齢に換算すると、37~38歳のオス馬。

武田氏の館跡から出土した骨から作られた模型です。

丁寧に埋葬されていたところから、

上級武士が乗っていた最上の馬と予想されています。

馬の高さはほぼ130cm。

サラブレットの平均が160cmくらいなので、比較して低い馬でした。

  

捜査員は、馬の真実を知るために富士山の麓の牧場に向かいました。

 

Rimg1830  

今度の情報提供者は、この人↑

先ほどの信藤さんといい、この菊池さんといい、

好きな武士の名前に記憶がありません。

その人誰?と思ってしまいます。

  

そこで脱線しますが、調べてみました。

   

【武田逍遥信綱】

武田信廉(のぶかど)と呼ばれていたようです。

武田信玄の弟で、信玄が病気で死んだあとは、

影武者として信玄に成りすまし、その死を隠したとのこと。

映画「影武者」のモデル?と思いましたが、

映画では信廉が連れてきた信玄瓜二つの盗人が影武者になっています。

でも、信廉の影武者説がベースになったのでしょう。

O0510027910728693240

↑映画「影武者」で武田信廉を演じた山崎努。

http://ameblo.jp/pyscipks/entry-10638340773.html

【金刺盛澄】 

この人は、信玄の時代の人ではありませんでした。

Wikipediaにこう書いてありました。

平安時代後期の諏訪大社下宮の神官・武士。 

源義仲と親密な関係にあったため、義仲の討伐後、

源頼朝によって捕縛され、梶原景時に預けられた。

頼朝は盛澄を処刑しようとしていたが、

盛澄が卓越した弓の名手であったことから、

景時は盛澄の命を奪うのを惜しみ、頼朝に説得を重ねた末、

せめて盛澄の弓の技量を見てから死罪にして欲しい、と請願する。

盛澄は頼朝の基に参上し、流鏑馬を披露した。

この時頼朝は盛澄が騎乗する馬としてわざと暴れ馬を与えた上、

盛澄が指定された八つの的を射抜くと、射抜いた的の破片、

さらに的を立てかけた串を射抜くよう難題を押し付けてきたが、

盛澄は見事に全て射抜いたため、赦免された。

この時、景時が同じく捕縛された義仲の郎党達にも寛恕を施して欲しい、

と頼朝に願い出て、その郎党達もまた助命されたという。

この顛末は『諏訪大明神絵詞』で描写されている。

その後は御家人となり、流鏑馬や的始の儀式で活躍した。

史料では建仁3年(1203年)までの活動が見られる。

下諏訪町には盛澄が恩人の景時を偲び建立した梶原塚がある。

引用:Wikipedia 金刺盛澄

  

長野県には時々行くので、いつか「梶原塚」にも行ってみたいです。

このサイトが参考になります↓

熱く散って逝ったもののふ達のフォト列伝  源平列伝・梶原景時  「下諏訪町の『梶原塚』の物語」

  

  

菊池幸雄さんの情報は次の投稿で書きます。

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