「ペリリュー」その7/パラオは日本の委任統治を受けていた
今日は8月20日。
今回は8月15日放映のドラマより。
ドラマはフジテレビ系列で放映された「命ある限り戦え、そして生き抜くんだ」です。
ペリリュー島守備隊長だった中川州男(くにお)大佐を中心に描いたものです。
番組の冒頭で、池上彰さんが登場して、時代背景を説明してくれました。
パラオについて。
池上さんは語ります。
パラオも戦争で奪い取った土地なのか?
そう思ってしまうかもしれませんが、実はそうではないんです。
当時のパラオは、ドイツの植民地でした。
しかし、第1次世界大戦でドイツが敗れたため、国際連盟によって、
日本がパラオを委任統治するように決められたのです。
委任統治とは、将来独立できるようになるまで統治すると言うことですから、
当時の日本は道路整備や病院の建設など、
25年にわたって、支援を続けていました。
そのパラオもまた太平洋戦争に飲まれていきます。
ペリリュー島を含むパラオがそんな歴史があったことを、あらかじめ知れました。
さらにドラマ冒頭で、アメリカ軍のペリリュー島上陸時の映像が流れて、
ナレーターの黒木瞳さんが語りました。これも印象に残りました。
アメリカ軍は、2~3日で島を占領できると予想したが、中川大佐率いる守備隊は、
抵抗をつづけ、70日を越える激戦の部隊となった。
アメリカ最強とうたわれた第1海兵師団第1連隊は、
全体の60%近くの損失を出して、壊滅状態に陥った。
このことは長く秘することであったが、
後にスピルバーグの作品「ザ・パシフィック」によって、
世界に知らしめることとなった。
「ザ・パシフィック」については、このナレーターで初めて知りました。
さっそくレンタル店に行きましたが、10章からなる長大なドラマでした。
5~7章がペリリュー島の攻防でした。
5~6章を借りてきて見ました。
7章はどなたかが借りていて、まだ見ていません。
でもこうやって立て続けにペリリューの攻防の映像を見れたのは、勉強になりました。
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