11月24日の講座4/「その気」になりにくさが障害の本質
今日は12月1日。
前投稿のつづき。
「子どもたちの目がキラキラ輝く授業づくり~聞く、話す、読む、書くの巻~」
講師:村上公也先生 赤木和重先生
村上先生と一緒に研究をしているという赤木和重先生のお話も聴きました。
神戸大学発達科学部准教授だそうです。
※村上公也先生と赤木和重先生
〇村上先生の授業 授業づくりポイント ファーストステップ
「その気にさせる」
「読みなさい」から「読みたくなる」へ
「~しなさい」と言わなくてもいいように考える。ポイントは「その気にさせる」
〇「その気にさせる」ってめちゃ大事
「なんかおもしろそうやな」「やってみようかな」
学習内容は、やる前から全部わからなくてもOK。
とにかく「なんやこれ?」と心を動かせることから。
「やる気」よりも軽い感じ。
すると、自ら「座ろう」「話そう」「聞こう」「読もう」となる。
〇指し棒で「その気」を湧き起こす
不思議な指し棒があると、注目して使ってみたいと思う。
「その気」になる。
無意味に見えるたくさんの指し棒の意味はここにある。
〇子どもは「その気」でできている。
とりあえずまねしてみよう、やってみたい。
〇今、修行の授業が多い。
「はい、書きなさい」「はい、読みなさい」「ちゃんとしなさい」「聞きなさい」他
苦しくても頑張る授業→学習が嫌いになる→嫌いになったものを好きにするのは難しい。
〇障害(自閉症)の本質は何か?
能力(例:気持ちが読めない)ではない。
「その気」になりにくさ→その結果としての能力障害
自閉症の子ども=(定型文化に)その気になりにくい子ども
例)アスペルガーの児「なぜ学校に行かないと行けないの」
例)定型の子ども「とにかくやってみる」「そのうちできる」
〇「その気」
「必然性」より比較的簡単に取り組める。※いきなり「必然性」ではないところがミソ。
今の自分のクラスの子どもを「その気」にさせる工夫を考えましょう。
「その気」だけではダメ・・・これだけで面白い授業はできる。
授業の「中身」は考えられていない。
下手するとスカスカの授業になる。
「書く」「読む」「聞く」「話す」の必然性とは?
〇なぜ字を書く必要があるのか?
・覚えきれないものメモする。・・・覚えられないのに覚えられない状況を作る。
・離れた場所にいる人に、思いなどを伝える。・・・手紙を書く。
〇授業の後に残るもの
・「字を書くって便利やな~」という必然性で授業を終える。
その後に字を書くことに対する「やる気」が残り、
授業で夢中になって頑張ったという「良質な記憶」が残る。
・「その気」で始まって、「やる気」につなげる。
以上で、11月24日の講座のまとめが終了。いい出会いでした。
また明日からの授業に向けて、「その気」にさせるアイデアを考えていこう。
それでいいんだ。それが私の仕事でいいんだ。こうも書いた。
子どもが学習を好きになるように、アイデアを一生懸命にひねり出して実践を継続しよう。
11月30日
TV【コズミックフロント 彗星大接近 発進!ハレー艦隊】(2013年11月28日放映)
〇1986年 ハレー彗星 〇ハレー艦隊 〇ヨーロッパ探査機 ジオット
〇エドモント・ハレー(1656~1742年) 〇映画「空気が無くなる日」
〇ソビエト科学アカデミー 宇宙研究所 〇ソビエト探査機ヴェガ
〇IACG ハレー彗星探査の国際協力組織(1981年) 〇日本探査機「さきがけ」「すいせい」
〇ジョン・シンプソン博士(アメリカ) 〇ロアルド・サグジェーエフ博士(ソビエト)
〇ロジェ・ボネ博士(フランス)
コメント