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2013年8月31日 (土)

夏の研修18 発達凸凹に悩む子に対する基本的な対応

  

今日は8月31日。

  

夏の研修の報告。17に続いて8月27日の報告。

「発達障害における二次障害予防について」

講師:河辺義和先生(蒲郡市民病院 小児発達外来)

場所:岡崎市図書館交流プラザLibra

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〇支援の目標

  ASDの人の文化を理解する。

  必ずしも多数派(定型発達)の人たちの世界に近づけようとしなくてもいいのでは。

  ASDの人に合った目標に向かって、その人に合ったやり方の中で、

  自分は大丈夫だと思って生きていけるようにしていく。(自己肯定感

   

〇自己肯定感を育むには

 ・早期診断 個性(特性)の確認 自閉症の特性を確認 親が一人で悩まない

 ・継続支援 伸びては来るが、新たな困りごとも出現

 ・早期療育の開始 かたくなな性格を利用して刷り込む 

             周囲との信頼関係を構築する(安心感を与える 特性の理解)

 ・家族が中心となり療育にあたる気持ち  子どものことを共通認識

             家族も安心感をもつ(両親の自己肯定感も大事)

             ペアレント・メンターの存在(ASDの子どもをもつ親の先輩等)

   

〇発達凸凹に悩む子に対する基本的な対応

 ①あいまいな指示はさける(簡潔、具体的に)

 ②一つ一つ順番に指示を出す(初めと終わりの概念も大事)

 ③感情的に怒らない(声のトーンに反応)

 ④できていることは積極的に褒める(やらせたいことは”成功”で終わるように配慮)

 ⑤まずは部分(限定した場面)から練習

 ⑥将来を見据えて継続的な支援(その年だけでなく)

 ⑦視覚優位の特性を利用する

 ⑧構造化を試みる  ・目で見てわかるように伝える

               ・やるべきことの手順を明確にして習慣化する

               ・刺激を整理して、注意が散乱しないようにする

               ・見通しを持たせる(いやなことがいつ終わるかなど)

※基本がコンパクトにまとめてあってありがたい↑

  

〇よくしゃべるが、聞く能力は低い。そういう子もいる。

  

〇夏休みの宿題多し・・・子供の自己達成感を感じさせる工夫がない。

  

〇”おたく”でも問題なし。趣味を作る、活かす、認める。

  

〇刷り込みが大事 「学校は行くもの」とか・・・かたくなな性格を逆利用

  

〇できていることを褒めて伸ばす

  

〇本人の自尊心(self-esteem)を向上させる努力の継続

  

〇早期療育は大事(そのために必要ならば適切な早期診断)

  

〇「自尊心を養い、社会人として自活する道を目指すことが大事」

  ※目の前の子どもたちの将来はこれですね。

  

   

  

以上で、2013年の「夏の研修」シリーズは終了。

本当は8月28日に教育講演会でJAXAの方の話を聞く予定でした。

しかし、Update作業で残念ながら行けず。「はやぶさ」の話を聞きたかったなあ。

   

 

「夏の研修」・・次でまとめたいです。

  

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