3月30日 特別支援教育講座その1 WISCⅢ
今日は3月31日。
昨日は「第1回TOSS教え方セミナー 特別支援教育講座」に参加しました。
主催はNPO愛知教育技術研究所
会場は名古屋市中村区中村生涯学習センター
久々のTOSSの講座への参加でした。
テンポよく、緊張感あるTOSSらしい講座でした。
講師の先生がスマートボードを巧みに使っているのもTOSSらしさ。
来年度こそスマートボードを使いこなすぞという気持ちになりました。
「先生のようなベテランも講座に参加するのですね」
と声をかけられました。
白髪がだいぶ目立ってきたからなあ。
年はベテランかもしれないけど、まだまだなんだよなあ。
参加して良かった講座でした。
講座で学んだことが、少しでも自分の血や肉になるように、
このブログに書き留めておこうと思います。
【第1講座】WISCの読み取り方授業
〇WISCⅣがもう出ているが、まだ使い方・読み取り方がよくわかっていない。
〇今回はWISCⅢの読み取り方。
〇知能を診断的にとらえるためにWISC(児童用)、WAIS(成人用)、WPPSI(幼児用)が作成された。
〇WISCⅢの適用年齢は5歳0ヶ月~16歳11ヶ月
〇発達障害を見つけるための検査のように思われているが、
個人内差(長所・短所)を見つけるための検査。
〇言語性IQ(VIQ)・・・主に言語性の能力や、聴覚ー音声処理過程の能力を測定する指標。
〇動作性IQ(PIQ)・・・主に動作性の能力や、視覚ー運動処理過程の能力を測定する指標。
〇VIQ>PIQ 聴覚優位 VIQ<PIQ 視覚優位
〇群指数・・・下位検査の結果の組み合わせで測ることができるある能力
言語理解、注意記憶、知覚統合、処理速度
〇言語理解(下位検査 知識・類似・単語・理解)
言語的な情報や自分自身がもつ言語的な知識を状況に合わせて応用できる能力
〇注意記憶(下位検査 算数 数唱)
注意を持続させて(集中)、聴覚的な情報を正確に取り込み記憶する能力
〇知覚統合(下位検査 絵画完成 絵画配列 積木模様 組合せ)
視覚的な情報を取り込み、部分を相互的に関連づけ全体として意味のあるものへとまとめあげていく能力
〇処理速度(下位検査 符号 記号探し)
視覚的な情報を機械的に数多く処理していく能力
〇群指数の差を検討する
「例」 言語理解>注意記憶 注意の喚起、記憶の確認などの配慮が必要である。
言語理解<注意喚起 かみくだいた、易しい言葉で説明する。
「例」 知覚統合>処理速度 具体物の操作や視覚的な援助が有効である。
知覚統合<処理速度 形の操作や視覚情報の処理で援助が必要である。
〇WISCⅢの下位検査と測定される能力
※下位検査は13種類 それぞれの検査について「課題に必要な能力」と
能力が強い場合、弱い場合にどのような指導をしたらいいかの一覧を資料としていただいた。
※以上が第1講座の内容。特別支援教育にたずさわる身としては重要な検査。
あらましがわかったので、わかったところで実践をしたい。
今晩、絶対にまとめる!
(次の投稿につづく)
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