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2011年10月 5日 (水)

無言館のことを書いた絵本「いのち」

  

今日は10月5日。

今日、いい本と出会いました。

「いのち」(窪島誠一郎著/アリス館)という絵本です。

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1月に長野県上田市に行きました。

その時に無言館という戦没画学生慰霊美術館に行きました。

戦争に行く前に画学生が描いた絵や、制作した彫刻が飾られていました。

志半ばで戦争によって命を奪われた人たちの作品は、

訴えてくるものが多々ありました。

  

絵本は、いじめを受けて絶望し、手首を切った少女(絵見)が、

命を取り留めた後に、この無言館を訪れます。

そして少女は、作品をじっくり鑑賞した後、

「わたし、無言館の画学生さんのぶんまで一生懸命勉強するよ」とお母さんに言います。

絵本にこうありました。

    

「絵見ちゃんには 

ぼくたちのぶんまで

強く生きていってほしいんだ」

画学生さんたちが、

絵見にそうよびかけてくれたのです。

   

「無言館」は

学校に行くのがイヤになった

絵見のような子にも

「さあ がんばろう」

と呼びかけてくれる美術館なのでした。(33p)

   

生きていることは貴重なこと。

生きているから可能性がある。

さあ、また明日頑張ろう。

おやすみなさい。もうじき10月5日も終わり。

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