無言館のことを書いた絵本「いのち」
今日は10月5日。
今日、いい本と出会いました。
「いのち」(窪島誠一郎著/アリス館)という絵本です。
1月に長野県上田市に行きました。
その時に無言館という戦没画学生慰霊美術館に行きました。
戦争に行く前に画学生が描いた絵や、制作した彫刻が飾られていました。
志半ばで戦争によって命を奪われた人たちの作品は、
訴えてくるものが多々ありました。
絵本は、いじめを受けて絶望し、手首を切った少女(絵見)が、
命を取り留めた後に、この無言館を訪れます。
そして少女は、作品をじっくり鑑賞した後、
「わたし、無言館の画学生さんのぶんまで一生懸命勉強するよ」とお母さんに言います。
絵本にこうありました。
「絵見ちゃんには
ぼくたちのぶんまで
強く生きていってほしいんだ」
画学生さんたちが、
絵見にそうよびかけてくれたのです。
「無言館」は
学校に行くのがイヤになった
絵見のような子にも
「さあ がんばろう」
と呼びかけてくれる美術館なのでした。(33p)
生きていることは貴重なこと。
生きているから可能性がある。
さあ、また明日頑張ろう。
おやすみなさい。もうじき10月5日も終わり。
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