ウズベキスタン勉強4/アラル海
今日は2月13日。
ウズベキスタン勉強のつづき。
今日は休日出勤して、ウウべキスタンのあらましを書いた掲示物を作りました。
ウズベキスタンにはシルダリア(シル川)、アムダリア(アム川)が流れています。
「ダリア」には「川」という意味があるため、
シルダリアがシル川になるわけです。
2つの河川が流れ込むのがアラル海です。
アラル海は流れ込む川はありますが、
流れ出す川のない湖です。
広さは6万8000k㎡。かつては世界4番目の面積をもつ湖でした。
(琵琶湖は約670k㎡)
しかし1960年代から縮小をは始め、2010年代には消えてしまうと予測する人もいます。
その理由は、シルダリア、アムダリアの水が農業や生活用水に使われるようになって、
アラル海に水が届かなくなったからです。
アラル海については、中学校で社会科を教えていた頃の関心事。
15年ほど前の話。
このアラル海があるのが、カザフスタンとウズベキスタンでした。
ウズベキスタンって、あのアラル海がある国なんだと思い、
興味関心が高まりました。
15年ほど前でさえ、アラル海はかなり縮小していました。
現在はどうか?
Yahoo!の地図を見てみました。(今日の投稿の最下段を見てください)
地図を見て、「写真」にしてみると、
アラル海がぐっと小さくなったことに気づきます。
(すごいなあ、今はインターネットでアラル海の写真を部屋にいながら見ることができてしまう)
エメラルドグリーンに見えるのは、湖が浅いからだそうです。
かつては群青色に写っていました。
ただYahoo!の地図の写真が、何年のものかわからず。
他にサイトを探したところ、次のサイトが参考になりました。
※「らばQ アラル海が消えた 20世紀最大と言われる環境破壊」
http://labaq.com/archives/51268855.html
このサイトに2009年のアラル海の写真が掲載されていました。
北にある湖は、小アラル海と呼ばれ、シルダリアの水とダムによって守られているそうです。
しかし、南にあった大アラル海はほとんど消滅しています。
白い部分は塩です。
塩分が露出した土壌は、砂塵によって近隣住民に襲いかかり、
環境被害を与えているそうです。
「体験取材!世界の国ぐに36 ウズベキスタン」
(文・写真 吉田忠正/監修 中島章子/ポプラ社)より引用。
アラル海は魚類の宝庫で、
沿岸には漁村がたちならび、漁業がさかんでした。
しかし、アラル海の水位がさがって、塩分濃度があがると、
魚類は死滅し、漁業ができなくなり、多くの漁民が去っていきました。
それどころかフラミンゴやペリカンなどの鳥類も見られなくなりました。
さらにアラル海を犠牲にして開拓された農地も、
塩害のために使えなくなっています。
今のアラル海は、環境に配慮しない計画が
いかに多くのものを犠牲にするかを物語っています。(7p)
ウズベキスタンの残念な歴史を復習しました。
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