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2010年9月20日 (月)

ロジンバッグを初めて触った

   

ボーイズリーグに入っている息子の練習着やユニフォームの下洗いは私の分担。

しっかり汚れていると、今日はよく練習したなと思い、やりがいがあります。

昨晩ズボンを洗っていたら、ポケットからロジンバッグが出てきました。

ビチョヌレ状態。出しとけよ。

仕方なく新聞紙に挟んで水分をとり、ドライヤーで乾かしました。

息子にもやらせました。

まだ少々ぬれています。再生できるのかな?

RIMG0001ロジン
     

テレビでプロ野球を見ていると、

投手がロジンバッグを使って白い粉を手につけているのを見ます。

息子も投手をやっていて、使っています。


   

今回初めて手にして見ることができました。

どういう仕組みになっているのか興味津々。

    

テレビで見たりして、白い粉が入っているのはわかります。

石灰かなと思っていました。

辞典で調べると、ロジン(ROSIN)とは天然樹脂の一つで、松ヤニから作られるそうです。

石灰ではありませんでした。

しかしロジンの色は、黄色から褐色だそうです。

ロジンバッグから出てくる粉は白。なぜ?

   

松ヤニの粘着性がいいようですが、

松ヤニだけでは粘着性が強すぎます。

そこで炭酸マグネシウムを混ぜることで、

粘着性を抑え、さらりとした感触にしているようです。

ロジンバッグの中身はおよそ次のようです。 

炭酸マグネシウム80%とロジン15%と石油樹脂5%。

炭酸マグネシウムの白い粉が目立っていたわけです。


炭酸マグネシウムは石灰?

石灰は炭酸カルシウムでした。

  

製品によっては卵の殻を入れているものもあります。      

   

日本の野球規則にロジンバッグのことが書かれています。

8.02投手の禁止事項

審判員は、一個の公式ロ-ジンバッグを携行し、

球審は投手板の後方の地面にそのロ-ジンバッグを置く責任がある。

ロ-ジンバッグにボ-ルが触れたときは、どんなときでも、ボ-ルインプレイである。

雨天の場合または競技場が湿っている場合には、

審判員は投手にロ-ジンバッグを腰のポケットに入れるよう指示する。

(一個のロ-ジンバッグを交互に使用させる)

投手はこのロ-ジンバッグを用いて、素手にロ-ジンをつけることを許されるが、

投手、野手を問わず、プレヤ-は、

ロ-ジンバッグで、ボ-ルまたはグラブにロ-ジンをふりかけたり、

またはユニフオ-ムのどの部分にも、これをふりかけることはできない。

注:日本の野球規則ではロ-ジンバッグといい、ロを伸ばし、ロジンバッグとは呼ばない。

     

選手が球場に持っていくのではなく、審判が選手に貸す形をとるのですね。

不正を防ぐためでしょう。

    

ロジンバッグの本物に触れたのを機会に、

いい勉強ができました。

※参考:「ハリマ化成株式会社」HPhttp://www.harima.co.jp/pine_chemicals/trip/12/index1.html

     

     

ビチョヌレだったロジンバッグ。

借りものだけに再生したいのになあ。

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