「味ぽん」の歴史/博物館「酢の里」
11月28日に新美南吉記念館に行った後に、
同じ半田市にある博物館「酢の里」へ行きました。
以前から行きたいと思っていた場所です。
「味ぽん」がきっかけでした。
※参考「ポン酢の“ポン”は・・・」(2008.1.21.)
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/01/post-8bd9.html
この博物館は、味ぽんを作っているミツカンの博物館です。
味ぽんのことをさらに詳しく知ることができました。
そのことを書いてみます。
「ポン酢」は柑橘類しぼり汁に酢をくわえた調味料です。
そこから「味ぽん」ができていきます。
「酢の里」の説明板の文章を書きうつします。
1960年(昭和35年)発売当時、「ミツカンポン酢」と「醤油」と
1:1で混ぜて使うことを推奨していました。
ところが、メーカー側が「簡単」と考えていたことが、
お客様にはなかなか伝わらず、
お問い合わせが相次ぎました。
そこで、七代目中埜(なかの)又左エ門が、
博多で食べた水炊きのポン酢の味をヒントに、
最初から醤油を配合し、
そのまま使える「ミツカンポン酢 味つけ」を開発しました。
こうして生まれた「ミツカンポン酢 味つけ」は
1964年(昭和39年)に関西地区で限定発売。
1967年(昭和42年)には全国発売になりました。
もう予想がつきます。
「ミツカンポン酢 味つけ」が「味ぽん」になるのは時間の問題でしょう。
次の説明板2枚の写真を載せます。
(残念ながら、「ミツカンポン酢 味つけ」から「味ぽん」への名前変更の年は書いてありませんでした。)
当初はラベルは「味ぽん酢」と、「酢」が最後に付いていたのが、
1979年(昭和54年)からラベルが「味ぽ ん」となったようです。
気になっていた「味ぽん」の歴史が知れて、「酢の里」に来た甲斐がありました。
しかし「酢の里」でさらに勉強ができました。次の投稿につづく。
最近は「味ぽん 青じそおろし」がお気に入りです。
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