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2009年12月 5日 (土)

「味ぽん」の歴史/博物館「酢の里」

11月28日に新美南吉記念館に行った後に、

同じ半田市にある博物館「酢の里」へ行きました。

以前から行きたいと思っていた場所です。

「味ぽん」がきっかけでした。

※参考「ポン酢の“ポン”は・・・」(2008.1.21.)

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/01/post-8bd9.html

     

この博物館は、味ぽんを作っているミツカンの博物館です。

味ぽんのことをさらに詳しく知ることができました。

そのことを書いてみます。

   

「ポン酢」は柑橘類しぼり汁に酢をくわえた調味料です。

そこから「味ぽん」ができていきます。

「酢の里」の説明板の文章を書きうつします。

   

1960年(昭和35年)発売当時、「ミツカンポン酢」と「醤油」と

1:1で混ぜて使うことを推奨していました。

ところが、メーカー側が「簡単」と考えていたことが、

お客様にはなかなか伝わらず、

お問い合わせが相次ぎました。

そこで、七代目中埜(なかの)又左エ門が、

博多で食べた水炊きのポン酢の味をヒントに、

最初から醤油を配合し、

そのまま使える「ミツカンポン酢 味つけ」を開発しました。

   

こうして生まれた「ミツカンポン酢 味つけ」は

1964年(昭和39年)に関西地区で限定発売。

1967年(昭和42年)には全国発売になりました。

    

もう予想がつきます。

「ミツカンポン酢 味つけ」が「味ぽん」になるのは時間の問題でしょう。

次の説明板2枚の写真を載せます。

(残念ながら、「ミツカンポン酢 味つけ」から「味ぽん」への名前変更の年は書いてありませんでした。)

当初はラベルは「味ぽん酢」と、「酢」が最後に付いていたのが、

1979年(昭和54年)からラベルが「味ぽ ん」となったようです。

Pb280094

Pb280095 

   

       

   

気になっていた「味ぽん」の歴史が知れて、「酢の里」に来た甲斐がありました。

しかし「酢の里」でさらに勉強ができました。次の投稿につづく。

     

最近は「味ぽん 青じそおろし」がお気に入りです。

M

   

   

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