2日間で学んだことその9/その子の良さは、ちらっとしか光らない
(昨日のつづき)
12月27日の帰りは、三ノ宮から大阪、西梅田、なんばと経由して
近鉄大阪難波駅から名古屋駅までは近鉄特急。
近鉄特急の2時間はとても快適で安上がり。
今回はアーバンライナープラスでした。
帰りに読み終えた本は「野中信行のブログ教師塾」です。
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この本からもたくさん学びました。
その子のプラスの要素を探すというのは、簡単ではない。
教師の力量と見る視点が問われる。
その子の良さは、ちらっとしか光らない。その光を見逃さないことだ。(24p)
22人の子どもの担任だった時、
毎日一人一人の良かったことを付箋に書いて連絡帳に貼りました。
野中先生の書かれていること、その通りでした。
少ない人数でしたが、見逃してしまいがちです。
俵原先生の言う「Bの子理論(Bの理論)」のように、
Bの子を見逃しがちです。
見た!と思っても、しばらくしていざ書こうとした時に忘れてしまうこともあります。
いろいろな場面で見るようにしました。
授業、放課、提出物、給食、掃除。
些細なことでも、しっかりほめました。
こういうところでも褒めれるぞと、発見もありました。
こうして視点が増えました。
自分に課した毎日の付箋はいい修行でした。
杉渕先生の「1%を見る」発想もありました。
参考:2007年のブログ「1%を見る」http://mitikusa.typepad.jp/blog/2007/11/post_ec4d.html
現在32人の子どもの担任。付箋修行をすることに躊躇しています。
毎日32人の良いところを書きとめる力量が自分にはまだありません。
親が子どもと一体化してしまうことについて、野中先生は次のように書いています。
多くの親たちが、子どもと一体化してしまっているために、
子どもの問題を自分の問題としてとらえてしまう。
子どもの問題への指摘は、すべて自分への否定、批判として受け入れてしまう。
冷静に問題を受け入れていくことができない。
単に子ども同士の喧嘩も、大きな問題にまで発展してしまう。(104p)
「一体化」の意味がよくわかりました。
昔に比べて子どもが数が少ないことが一体化を招くのでしょうか。
確かに冷静になれないことあり。
それは教師にもあるのでは。
指摘されて落ち込んだこと多々体験あり。
問題は必ずあるものと考え、
問題は、子どもが成長する時のチャンスと考えたい。
そう考えると、問題に対して客観的になって、どう解決していくか考えられます。
いい年になって、やっとこう思えるようになりました。
いじめだけは、担任教師の力がなくては、どうにもできない。肝に銘じよう。(121p)
あらためて銘じます。
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