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2009年10月 1日 (木)

口じゃないところに味覚がある

今読んでいる本は「生き物たちのふしぎな超・感覚」です。

生き物たちのふしぎな超・感覚 進化が生んだ驚きのサバイバル戦略 (サイエンス・アイ新書 27) 生き物たちのふしぎな超・感覚 進化が生んだ驚きのサバイバル戦略 (サイエンス・アイ新書 27)

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難しい本ですが、その中に面白い話が混じっています。

読み飛ばしつつ、面白いところはじっくり読むことをしています。

    

味の話がよかった。

味を感じるのは「味蕾(みらい)」と呼ばれる所。

人間の場合は、味蕾は口の中(舌べら)にあります。

それが当然だと思っていましたが、そうとは限りませんでした。

   

人間であっても、母親の中にいる胎児は顔の表面あたりから胸まで味蕾があるそうです。

羊水の味を感じているのだそうです。

生まれる頃には、味蕾は口の中とせいぜい唇に限定されます。

赤ちゃんの味蕾は1万個を越えますが、大人になると9000個程度に減少します。

    

ナマズは10万個から20万個は味蕾があるそうで、

それも体の表面全体に分布しています。

もちろんひげにもあります。(ドジョウもひげに味蕾があると聞いたことがあります)

特にひげによって、泥水の中でも味を追跡して、エサのあるところに行きつくようです。    

     

アゲハなどの蝶は、口で味を味わうだけでなく、前足でも味を感じるそうです。

それには理由があります。次の投稿で。

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