道徳教育フォーラムその3/そもそも、何でやるのか
(つづき)
・山田雅彦日本標準社長。
・教師に対して・・・
「保護者なんて、一発で俺の味方にしてみせる」と豪語する人が減った。
※この一言が印象的。保護者は味方にすべき。子どものために手を組めば強力。
※保護者を味方にする発想は大事。そのためには日ごろの実践が、ちゃんとした思想の下、子どものためになっていなくてはならない。
・模擬授業。
・授業に対する講評より。
最近は小出しの授業が多い。本当にいいのか検討すべきでは。子どもたちの不安をあおっていてよいと思わない。(内海俊行先生)
小出しの授業=大事なフレーズをいっきに明示せず穴埋めにして問う。あるいは数字を示して、何を表しているか想像させるなど。
・深澤久先生。
・自分の解をもとう。自分の頭で考えろということ。
・たとえば掃除。なぜ学校で掃除をするのか追究。
①掃除方法を教える。
②なまけ心を捨て去るため。
・そのためにいろいろな方法を行う。他の班に掃除チェックさせる。マルそ鉢巻き。
・やる気を出させてから、掃除方法を教えなければ身につかない。
・「そもそも論」・・・何でやるのか、考える。当たり前のことを疑う。
・自己鍛練法。ビデオを使った授業の振り返り。
・最後の一人までやらせること。今年いろいろやって反省。来年度に活きる。
・「こいつには無理だ」と言ったら、教師の負け。教師は絶対負けてはいけない。
・野心。教師だったら野心を持て。期限を決めて教師の腕を上げる。3年間。具体的な姿を決める。
・できるなら教育界に役立つことをする。
・深澤先生のこれからの課題。音読・朗読。
・佐藤幸司先生。
・道徳の時間をついついカットしてしまうのは、教師も授業の手ごたえがないから。
・道徳の時間は自分の経験(自分の人生)を話せる時間。
・道徳の落ちこぼれを作ってはいけない。(野口芳宏先生)
・授業で、ゆっくり発問すると、つぶやきはなく挙手発言になる。テンポよく聞くと、つぶやきが出る。使い分ける。
・ぼくらは みんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらは みんな 生きている
生きているから ( )
・( )内に何が入るか。 正解:かなしいんだ
この詩はやなせたかしさんの作ったもの。なぜ「かなしいんだ」が入るか。やなせさんがまだ売れない時につくったもの。※次のブログが参考になりました。http://narita-h.at.webry.info/200811/article_1.html
・上記のブログから引用。
「手のひらを太陽に」という歌がありますが、
やなせたかしさんの作詞で私の大好きな歌です。
その中の歌詞に「ぼくらはみんな生きている/生きているからかなしいんだ」というフレーズがあります。
この歌詞を書いた当時、漫画が売れなくて徹夜をしていた冬の夜に、
寒かったからランプの電球に手をかざしてみたそうです。
そうしたら、手が赤く見えたそうです。
血管を流れる血の色がびっくりするほど紅く映し出されて、
その時に「手のひらを太陽にすかしてみれば」のフレーズが浮かんだそうです。
人生は、痛い、苦しい、辛い、悲しいそんな感情が生まれるのは、
自分は確かに生きているからで、死んでしまったらそんな感情は感じることすらできないと悟って、
自分を奮い立たせようとしたといいます。
まずはどうしても悲しいんだが先だと思ったと言います。
二番の歌詞になって「生きているからうれしいんだ」が出てきます。
その当時のやなせたかしさんの心情としては、
悲しいが先で次に嬉しいが来るの気持ちだっといいます。
以上が道徳教育フォーラムに参加して勉強したことのまとめ。
行動を起こすきっかけをたくさんもらいました。
子どもたちが好きな「けんちゃこ」の作者であることもわかった横山験也先生の本を読むきっかけになったのは特に大きい。
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