能登瀬(のとせ)の大イチョウ/こぢんまり?
6月27日のこと、もう一つ。
愛知県の旧鳳来町(現新城市)にある大きなイチョウの木。
これは池場のケヤキと違って、
よく目立ち、必ず目の中に入る大木です。
地名が「能登瀬」ですから、能登瀬の大イチョウと呼ばれます。
秋になると黄色く紅葉し、とても見事です。
以前はもっと枝が広く伸びていましたが、
剪定をしてこじんまりしています。
説明板の字が薄くなっていました。
余計なお世話ですが、看板に書かれた字が読めるうちにここに書きうつします。
能登瀬の大銀杏
この里の始まりは、推古天皇の御代の西暦六百年頃と伝えているが、
大宝年間(701~704)の頃に野戸瀬と村名が付けられたが、
天永三年(1112)に、この村に住む善次という人が、
伊豆三国より銀杏の種を持ち帰り、
諏訪大明神の社の境内に蒔き、
生えたった後に、この辻に移植して現在に至る。
八百数十年を経た古い巨木である。
目通り七米のこの巨樹は「能登瀬の大銀杏」と呼ばれて、遠近に知られてきた。
江戸時代後期頃に落雷で損傷したが、
諏訪神社の御神木として崇敬され、
銀杏では町内最古最大の姿で、
悠然と聳え立って、この里を守り続け、
その樹下には、庚申(こうしん)塔、巡礼供養塔、御宝前燈籠などが立ち、
この里の信仰の聖地となっている。
昭和六十一年十月吉日 能登瀬学区コミュニテイ
樹下の様子は次のよう。
枝の剪定をされる前の姿をインターネットで探しました。
ありました。
次のサイトの写真を載せちゃいます。
http://www.pref.aichi.jp/shinshiroshitara/feature/big_trees/data/horai/notose_oicho.html
国道151線の傍らにあります。
これなら目立つでしょ。
池場のケヤキも、能登瀬の大イチョウも、
秋に出向いて写真を撮りたいですねえ。
※こじんまり=「小」+「ちんまり」
ちんまり=小さくまとまっているさま
「こぢんまり」だったのが、「こじんまり」に変化した模様。
でも辞書だと「こぢんまり」がある。だから「こぢんまり」でも間違いではない。
いや、むしろ「こじんまり」の方が間違いか?
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