「毀誉褒貶」の「毀」の字
四字熟語のカレンダーより。
「毀誉褒貶(きよほうへん)」
意味はほめることと、けなすこと。さまざまな評判。
「毀」「貶」とか、なじみのない字です。
毀
「めいよきそん」とうって変換すれば、「名誉毀損」となって
「毀」は出てきますが、この字を自筆で書いたことはないでしょうね。
「毀損」を「棄損」と書いてしまいそうですが、
こう書くこともあるようです。しかし本家は「毀損」
そうそう「はいぶつきしゃく」とうって変換しても「廃仏毀釈」となって、
「毀」は出てきます。
今まで見てはいたのでしょうね。
これも「毀釈」を「棄釈」とすることあり。
「毀」と「棄」が、ともに「き」と読まれるために、
「棄」によって「毀」が打ち消されてしまいそう。
「毀つ」と書いて、「こぼつ」と読むそうです。
家を解体する意味で、地方によっては使われている言葉。
「こわす」意味から転じて、「そしる」の意味が生じました。
「火」を横につけた「燬」は焼け落ちる意味。
ああマニアックな世界に入ってしまいます。
「貶」も「そしる」の意味。
「ほめる」「そしる」の意味の漢字を合体した四字熟語。
難解でした。
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