カイガラムシとアリとの関係
ウメの木にタマカイガラムシが発生、駆除した話を書きました。
カイガラムシがいるかいないかの目安に、
木にアリが登っているかいないかがあると知りました。
カイガラムシが分泌する液がアリには好物なのです。
実際、タマカイガラムシのまわりにはアリがうようよいました。
カイガラムシとアリの関係を調べると、面白いことがわかりました。
特に次の2つのサイトがよかった。
「アントルーム/アリと関係をもつ生き物たち」
http://www.antroom.jp/Whats_ant010.html
「ありとあらゆるアリの話/アリの背中に乗るアリやカイガラムシ」
http://ant.edb.miyakyo-u.ac.jp/BJ/antStory/AAAnt2.html
2つのサイトに共通して出てくるのが、
ミツバアリとアリノタカラカイガラムシとの関係。
「アントルーム」より引用します。
■アリノタカラカイガラムシとミツバアリ
様々なアリがアブラムシやカイガラムシと関係を持っていますが、
中でも深い関係を持つのは、やはりミツバアリでしょう。
他のアリは、アブラムシがいなくても生きていけますが、
ミツバアリは主食がカイガラムシの甘露で、
カイガラムシととても深い関係を持ちます。
しかも特定の種類のカイガラムシを巣で養殖しています。
そのカイガラムシは、アリノタカラカイガラムシと言い、
ミツバアリに世話をしてもらい生きているのです。
ミツバアリの巣には、かならずアリノタカラカイガラムシが暮らしていて、
アリに大切に扱われています。
ミツバアリの新女王は、まるでハキリアリの新女王が、
菌糸を運んで飛び立つのと同じように、
結婚飛行のために巣から飛び立つときに、
このカイガラムシを1匹だけ銜えて飛び立ちます。
このカイガラムシは単為生殖で増えるため、
1匹だけ連れて行けば、繁殖するのです。
お互い、片方だけでは生きていけないくらいに、
深い関係になっているのです。
ね、面白い話でしょう。
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