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2009年3月20日 (金)

ウバのつく言葉いろいろ

ウバタマムシのことを前回書きました。

ウバといえばこの2つの意味。

【乳母】

母親に代わって乳児に乳を飲ませたりして、養育する女。おんば。めのと。

【姥】

年とった女。おうな。老女。老婆。

ウバタマムシの場合は、姥の意味でしょう。

    

他にウバがつく言葉を国語辞典で探しました。

   

   

【姥桜】(うばざくら)

葉が出るより先に花が開く桜の通称。ヒガンザクラ・ウバヒガンなど。葉がないことを「歯無し」に掛けた語という。

ソメイヨシノも姥桜と考えていいのかな。

女盛りを過ぎても、なお美しさや色気が残っている女性。

姥桜は、「しょせん私は姥桜」のような謙遜の言葉ではなく、誉め言葉だったのですね。

何歳以上の女の人に言ってもいいのかな。

    

   

【ウバザメ】

ネズミザメ目ウバザメ科の海水魚。全長10メートル以上、体重は2トン以上で、ジンベイザメに次いで大きいサメ。外洋の表層を遊泳し、動物プランクトンを餌にする。日本近海には春先に現れ、性質はおとなしい。肝油をとる。ばかざめ。うばぶか。

体側部にある非常に長い鰓裂(さいれつ)を、老婆の皺に例えて名付けられたようです。

次のサイトを参考にしました。

http://www.ysc.go.jp/ysc/info/news/news76-1.html

News76uba2    

 

この写真の、胴体にあるしわが鰓裂。  

   

   

【ウバユリ】

ユリ科の多年草。常緑樹林の樹陰に生え、高さ約1メートル。葉は茎の中ほどにつき、楕円形で先がとがる。夏、緑白色の筒状の花が横向きに咲く。

花盛りのころには根元の葉が枯れてなくなることから,「歯のない姥」を連想させ、この名がついたようです。

次のサイトを参考にしました。

http://aoki2.si.gunmau.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/ubayuri.html

Ubayuri4

   

    

    

   

   

   

【乳母車】(うばぐるま)

乳幼児を乗せて押して歩く小さな四輪車。明治初期に日本に伝わる。

え、乳母車は明治時代に伝わった?

1879年(明治12年)に輸入されたとのこと。

ということは、「子連れ狼」の乳母車はおかしい。

    

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