19日の話題は「蛍の光」でした
19日、卒業式の朝のFM豊橋、渡辺欣生(よしお)さんの話のテーマは「蛍の光」でした。
「蛍の光」の元の歌は、スコットランドの民謡であることはけっこう有名です。
ちょっと前に見た映画「長州ファイブ」(2006年)でも、
スコットランドのグラスゴーの民家を正月に訪れた山尾庸三が、
スコットランドの家族とともに「蛍の光」の元歌の民謡を歌う場面がありました。
よっちゃんによると、その民謡は4番まであって、だんだんテンポが速くなっていく特徴があるそうです。
歌っていって、気持ちが盛り上がり、テンポが速くなるのでしょうか。
そういう歌もいいなと思います。
この民謡のメロディーの良さを生かして、日本語の歌詞をつけてできたのが「蛍の光」
明治のはじめに小学唱歌の一つとなりました。
今は2番までしか歌いませんが、4番まであることを知りました。
1.ほたるののひかり、まどのゆき
ふみ(書)よむつきひ かさねつゝ
いつしかとしも、すぎのと(戸)を
あけてぞけさ(今朝)は、わかれゆく
2.とまるもゆくも、かぎりとて、
かたみ(互い)におもう、ちよろづ(千萬)の
こころのはしを、ひとことに、
さきく(幸く)とばかり、うたうなり
3.つくし(筑紫)のきわみ(極み)、りくのおく(陸の奥)
うみやま とおく へだつとも、
そのまごころは、へだてなく、
ひとつにつくせ、くにのため
4.ちしま(千島)のおくも、おきなわ(沖縄)も、
やしま(八洲)のうちの、まもりなり、
いたらん(至らん)国に、いさお(勲)しく、
つとめよわがせ(我が背)、つつが(恙)なく
Wikipediaによると、その後の日本の領土拡張によって、文部省が4番の歌詞を変えているそうです。
沖縄が台湾になったり、千島が樺太になったりと・・・。そんな歴史のある4番では、今は歌われないでしょう。
商店街閉店時の定番曲である、あの「蛍の光」は、正確には「蛍の光」の曲をワルツ風にアレンジした「別れのワルツ」だと、これまたよっちゃんに教えられました。
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