今川義元の人を育てるむごい方法
1の2の道徳の授業で、「とっておきの道徳授業Ⅱ」(日本標準)の中の、
「”わがままビーム”に負けないぞ」というのをやりました。
王様が、となりの国の子どもたちをたくさん捕まえてきて、わがままに育てます。
子どもたちはダメな人間になってしまい、となりの国に返されます。
王様はとなりの国を弱くして、征服してしまおうとしたのです。
「べんきょうしなくていい」「きらいなものをたべなくてもいい」「したくないことはしなくていい」
そうやって育てられた子どもは、けっきょくダメになってしまう。
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この授業には参考文献があって、山岡荘八著「徳川家康(2)獅子の座の巻」です。
この巻だけ買ってきました。
戦国時代の雄の一人、今川義元が、人質の徳川家康(幼名 竹千代)の教育について、家臣と話している場面がありました。
教育を直接行う家臣は、厳しく竹千代を育てて、今川義元の手助けになるような武士にしようと考えていました。
しかし、今川義元は、竹千代がなかなかの人物と見抜き、自分を脅かすと考えたのでしょう。
厳しい教育ではなく、「わしはむごく育てよと言ってるのじゃ」と言います。
さらに、こう言います。
「人を育てるにいちばんむごい方法はの、早くから、美食させ、女性を預けることとは思わぬかな。この二つをあずけて、虎児じゃ、竜じゃとほめちぎる・・・・」(383p)
残りの1の2。わがままビームにやられて、ちょっと危ない子には声をかけていこう。
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