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2008年2月

2008年2月10日 (日)

「福笑い」の歴史と今

前投稿に続いて「福笑い」の話。

「福笑い」は今あまりやられていません。やられていないように思います。

では、「福笑い」はいつごろから行われて、今はどんな状況なのだろう。

「福笑い」への関心が高まってきたので、最近資料探しをしていました。P2100008

昨日、豊橋市の図書館で借りてきた本は参考になりました。

右の本です。「おもちゃ博物館6 双六・福笑い」(京都書院/1992年)

この本に「福笑い」の説明が次のようにありました。(写真は全てこの本から撮影したもの)

    P2100003 P2100002

俗に「おかめ」と言われるお福面の、顔の輪郭だけを描いた紙の上に、手拭などで目隠しした者が、別に切り抜いた眉、目、鼻、口を正しく並べてゆく遊びで、自分の感(勘?)だけで並べていくため、非常に滑稽な目鼻立ちになるのでおもしろい。

江戸の後期から遊び始められたのではなかろうか。明治になるとお正月の遊びとして盛んに行われ、明治以降、昭和35年頃まで各家庭でお正月の遊びとして行われていたが、その後、急速P2100006に遊ばれなくなっP2100005た。

その内容もお福だけでなく、人気役者(「崑ちゃんふくわらい」写真)、軍人(写真)、アニメの主人公(「鉄腕アトムふくわらい」写真)など、その時代の人気者が福笑いに登場した。

    

この本によると、「福笑い」は昭和35以後急速に遊ばれなくなったということです。

ウィキペディアによると、「平成以降は一般家庭での正月の遊びとしては廃れ気味」とありました。

とにかく今は、「福笑い」は衰退気味は間違いないようです。

ただウィキペディアにはこうも書いてありました。

パソコンやウェブ上で遊ぶ福笑いソフトなどが登場」

福笑いソフトは興味あり。一つだけ試しにやってみました。英語版です。

http://www.genkienglish.net/fukuwarai.html

他にもあったのですが、うまくダウンロードができませんでした。またやってみます。

「福笑い」タオルと輪ゴムで目隠しを作った

先週、新入児体験入学・説明会がありました。

わが1年生は、新入児を連れて学校を案内説明しました。

丁寧に説明していて、ちゃんとお兄さんお姉さんをやっている1年生に感心しました。

その後は、体育館で10の遊びゾーンを作って、新入児を楽しませる時間。

1年生、これまたよく頑張っていました。

  

遊びゾーンの一つに「福笑い」がありました。

こういう遊びがあるからやってみないか勧めて、「やってみる!」と言ってくれた有志が準備をしました。

ところがどの子も「福笑い」の未経験者。

そうだろうなあ、私自身も最近は「福笑い」はやったことがありません。

子どもたちの中には、親からやり方を聞いてきて、準備をしている子もいました。

たいしたもんだ。

困ったのは、目隠し。

普通は日本手ぬぐいで目を隠し、頭の後ろでしばるのですが、

1年生ではしばるのは難しい。

アイマスクかなと、漠然と考えていました。

   

でも救いの手がありました。

新入児体験入学2日前、幼稚園に行って授業を見る出張がありました。

その時に偶然にも、「福笑い」を作って遊ぶ授業がありました。

目隠しに工夫がありました。

タオルを半分に切ったものを、輪ゴムと厚紙でつないで目隠しにしていました。

これなら1年生でも作れるし、顔に当たる感触も悪くない。

現に、目の前の幼稚園児は違和感なくその目隠しをつけて、「福笑い」を楽しんでいました。

   

翌日1の2でその作り方を発表。ある男の子とせっせと作りました。

その時の一つが下の写真。これはいいですよ。P2080031

「おばあちゃんの家」が上映されます

韓国の映画「おばあちゃんの家」については、ブログで以前書いたことがあります。

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2007/10/post_5526.html 

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2007/11/post_aa99.html

昨日(9日)、豊川市御津町の図書館で、次のようなポスターを見ました。P2090014

いい映画です。お勧めです。

この機会に是非。

  

昨日は午後から雪が降りました。

あまり降らない地区だけに、ワクワクしました。

そんな雪の中、調べものがあって近隣市町の図書館めぐりをしてました。P2090015 P2090018

2008年2月 9日 (土)

朝あらためて海苔の記念碑を撮影

昨日の晩に出向いて撮った海苔に関する記念碑。

昨晩の投稿で写真を載せました。

でもやっぱり暗かったので、全体の姿は写真ではわかりません。

この記念碑、帆かけ舟をあしらったなかなかいい記念碑なので、

あらためて今朝写真を撮りに行きました。

P2090009 P2090004 P2090005     

    

   

いつか海苔のことを授業で扱うことがあったら、またこのブログに来ることでしょう。「確か以前調べたことがあったぞ」と。

こうやって一つ一つネタを確保していきたいと思います。ブログに貯金しておく感じです。

2008年2月 8日 (金)

海苔網の冷蔵保存発祥の地、御津町

近隣の町、御津町(1月15日に豊川市に合併)は海苔の養殖に関係の深い町です。

そのことを示す記念碑が、日本列島公園と呼ばれる公園の駐車場にあります。

7年ほど前に見に行ったことがあります。

「海苔の日」で、海苔への関心が久々高まったことで、

この記念碑を久々に見に行きたくなりました。

思い立ったが吉日。行ったのは今晩。もう暗い時。

  

海苔の養殖を飛躍的に発展させたものは、

海苔ジャーナルのHPhttp://www.j-nori.com/の「海苔養殖発展の技術」によると、

次の3つの技術。

①人工採苗

②海苔網の冷蔵保存

③浮き流し養殖

  

記念碑の写真を載せますが、なんと御津町の下佐脇というところは、

この3つの技術のうち2つまでも先駆的に行われた場所なのです。P2080034 P2080035 P2080038 P2080042

   

   

※ただし、現在御津町は海苔の養殖は行われていません。

いい機会で、海苔についていろいろ調べてみました。海苔も奥が深い。

2008年2月 7日 (木)

2月6日は「海苔の日」・・FM豊橋

昨日の朝は寝坊。自動車通勤。水曜日でしたので、もちろんFM豊橋のスイッチオン。

渡辺欣生さんの話を聞きながらの出勤でした。やっぱり面白い話でした。

随時、駐車をしてはメモをしました。

   

昨日2月6日は「海苔の日」その話でした。

なぜ2月6日が海苔の日か?

大宝律令の中に、海苔が租税として納められていたという記述があったことによります。

大宝律令が制定されたのが、大宝2年1月1日で、

それを新暦になおすと702年の2月6日であったことから、2月6日が「海苔の日」になりました。(全国海苔貝類漁業協同組合連合会が定めました)

よっちゃんの話は続きます。

昔は海苔は限られた貴族のみが食べることができた貴重品。庶民は知りませんでした。

今のような紙状の海苔ではなく、ぬるっとした海苔でした。

したがって、かつては「ヌル」「ヌラ」と呼ばれていました。

「ヌル」「ヌラ」が転じて「ノリ」になって、「海苔」という漢字が当てられました。

徳川家康も海苔が好物で、家康にたくさん届けようということで、

天然ものの海苔だけでなく、養殖も始まったようです。

紙すきのやり方を真似て、紙状の海苔がつくられるようになったのは、江戸時代。

浅草海苔が始めで、江戸っ子の好物になっていきました。

江戸時代中期にはたくさん生産され、庶民にも海苔が行きとどくようになりました。

明治になって外国人が日本にやってきて驚いたそうです。

「日本人は、黒い紙を食べている!」と。

そんな話を聞きながらの出勤でした。

「春」と聞いて思い浮かぶもの

立春の2月4日に、1の2の国語は「はるのゆきだるま」に入りました。

立春の話をした後に、「春と聞いて思い浮かぶもの」を子どもたちに聞きました。

「つくし」「なのはな」「うめのはな」「せつぶん」「はるやすみ」

「たんぽぽ」「さくら」「ちょうちょ」「かふんしょう」と出てきました。確かに確かに。

「スポーツ」「やきゅう」・・・プロ野球のキャンプインのニュースがあったりしたので出てきたのでしょうか。なるほどと思いました。

「へび」「「とかげ」「やもり」「カエル」「ザリガニ」「くま」・・・このあたりが1の2らしい。生き物好きが多し。「くま」が身近な子はいないと思いますが。

「ひなまつり」「にゅうがくしき」「そつぎょうしき」「はるまつり」・・・春を感じる行事です。

「かい」「しおひがり」と意見が出て、「のり」というのも出てきました。

これには驚きました。「のり」も季節を表すもの。

今ぐらいが収穫の最盛期なのでは。厳寒の海での仕事というイメージがあります。

しかし今が春のはじめと考えれば、「のり」も春を表します。

そんなことを子どもは知っていたのでしょうか。

※2月6日は「海苔の日」次の投稿で書きます。

私は春といえば「ふきのとう」「タラの芽」が思い浮かびます。天ぷらがおいしい。

スーパーではすでに「ふきのとう」が出ていました。

この季節が来たかと思いました。近日中に、「ふきのとう」を採ったという投稿ができたらと思います。

  

立春過ぎてもまだまだ寒し。またさだまさしの日めくりからの引用。

「寒いですね」

会話の扉を開く鍵。

日本は“季節”という

会話の鍵に溢(あふ)れている。

2008年2月 5日 (火)

漢字さがし<2>の掲示 その後

1月30日に投稿して以来、漢字さがし<2>は、順調に提出されています。

現在1の2、22名中13名が届けてくれました。

今朝の掲示の様子は次のようです。

今日もいくつか届きましたが、午後から出張だったので掲示できませんでした。P2050028

漢字さがし<1>の漢字写真集めは全員参加は難しいのですが、今回の漢字さがしは誰でもできると思います。

全員参加を目指したい。

○ 1年生で習う漢字 80字

 1かく 一
 2かく 九 七 十 人 二 入 八 力
 3かく 下 口 三 山 子 女 小 上 夕 千 川 大 土
 4かく 円 王 火 月 犬 五 手 水 中 天 日 文 木 六
 5かく 右 玉 左 四 出 正 生 石 田 白 本 目 立
 6かく 気 休 糸 字 耳 先 早 竹 虫 年 百 名 
 7かく 花 貝 見 車 赤 足 村 男 町
 8かく 雨 学 金 空 青 林
 9かく 音 草
10かく 校
12かく 森

学校の先生は「コメント力」で勝負

コメント力 コメント力
斎藤 孝

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「コメント力」を読みました。

印象的な文があちこちありました。そのうちの2つを引用。

欧米人にとって、人と同じであることは個性がないということであり、それは恥だという価値観がある。一方、日本では人と違いすぎるコメントをすると、気をてらっているとか、目立とうとしているとみなされ、あまり評価されなかった。

だから黙っているほうが得、という風土が作られてしまった。その結果、日本人の知的能力に比してコメントの質が低すぎる状況を生んでしまったのだ。

コメントをするには欧米人のようにある種の覚悟が必要だ。コメントを求められているときは、自分の見識やオリジナリティの深さを問われているということを肝に銘じる必要がある。

いい加減に、「いやあ、よかったですよ」と何となく感想をたれ流すような癖はやめたほうがいい。(14~15p)

映画を見た、本を読んだ、こんな体験をした・・・など、ブログでは何か感想を書きます。これもコメント力を磨く機会だなあと思います。

コメント力と教師は関係が深かったです。以下の文。

学校の先生は、まさに「コメント力」で勝負しなければならない職業である。生徒が日記を書きてきたら、先生がひと言コメントを書く。それだけで生徒がやる気になって、次の日も日記を書いてくる。つまりコメントが、次のエネルギーに変っていくのだ。

それには理由がある。コメントを書くのはかなりのエネルギーを使う。私も小論文の添削をやったことがあるが、ひとつひとつにコメントを書いていくのは相当重労働で、エネルギーを消耗した。しかし、そのエネルギーが、相手へのプレゼントになっている。コメントは単なる評価ではなく、その人へのメッセージになっているからだ。(235p)

今、私の書くコメントは、子どもたちにメッセージになっているかどうか

2008年2月 4日 (月)

朝驚いたアクセス数と痛かった寒さ

いつの間にかジャストブログの機能が充実していて、

詳しく「アクセス解析」なるものができます。

1日何人ぐらいの方がどの投稿にアクセスしてくれたのかなどわかります。

昨日のアクセス数は異常でした。

大河ドラマ「篤姫」が放映されたころから、

1月27日の投稿「篤姫に想いを寄せる肝付尚五郎」

http://mitikusa.typepad.jp/blog/2008/01/post-cecf.htmlにすさまじいアクセス。

2008年になって平均60ほどだったアクセス数が、なんと昨日は414!

ドラマでは、肝付尚五郎が、篤姫のお父さんに、篤姫との結婚を申し込む場面がありました。

この男、何者ぞと思う人が多く、「肝付尚五郎」で検索して、

私のブログをのぞいてくれたと予想しています。いやあ、今朝はこの数を見て驚きました。

   

今朝といえば、この冬で一番寒さを感じました。

ハンドルを握る手は、手袋をしているのですが、

この冬初めて寒さで指先が痛かったです。

水たまりは凍り、路面も白くなっていました。P2040024 P2040025

しかし朝日が出てくると、暖かくなってきます。

寒いけど、太陽が出ると暖かいんだという「太陽のぬくもり」を感じる季節です。

今日のさだまさしの日めくりの言葉は次のようです。

今日、立春ーー。

「もう春ですよ」と、

暦が励ましてくれる。

本当は、今が一番寒いのにね。

もう少し頑張ろう。

  

頑張ろう!

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楽餓鬼

今日はにゃんの日

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