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2007年8月 1日 (水)

「ねじれたビル」ではなくて「ねじれる音」

7月22日に録画して、見そこなっていた番組「わくわく授業~わたしの教え方~」を昨晩見ました。今回は「あいうえおのひみつをみつけたよ」というタイトルで、東京の昭和女子大学附属小学校の北野純子先生の国語の授業でした。

http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/070722.html

主に小さな「ゃ」「ゅ」「ょ」のつく音(拗音)の指導でした。参考になりました。

私のクラスでは拗音については、学期末にやったチャレンジテストで、あまりできていないことが判明しています。

22人のクラスですが、チャレンジテストで、絵が示されていてひらがなで書く拗音の問題の結果は次の通りです。

「おちゃ」6人ミス。「びょうき」8人ミス。「ちゅうしゃ」9人ミス。「じゃんけん」5人ミス。「ぎゅうにゅう」11人ミス(半分!)。小さなゃゅがしっかり書けない子もいました。

「ぎゅうにゅう」については「ぎゅうぬう」と書いている子が2人。「ぎゅうにゅう」という文字に触れる機会も少なく、耳では「ぎゅうぬう」と聞こえていたのでしょうか。

とにかく拗音の定着が良くないことは明白。子どもに申し訳ないと思っています。2学期早々、再指導をするぞと思っていたので、この番組はタイムリーでした。

北野先生は拗音は「い行」の文字だけに付くことを、子どもたちに気づかせました。絵を見て、拗音のつくものを探させました。

拗音の「拗」は調べたら「ねじれる」という意味。拗音は「ねじれる音」と言われます。

なぜ、「ねじれる音」なんだ?と思っていました。ヒントが番組にありました。

北野先生が「おもち」「おもちゃ」と書かれたカードを黒板にならべて貼り、「おもち」の「ち」の口の開け方を指導して、何度か言わせました。次に「おもちゃ」の「ちゃ」はどうやって口をあけるのか、子どもたちに考えさせました。結果、「ち」の口の開け方で始めて、「や」の開け方に瞬間にするというもの。「い行」の読みから「あ行」への開け方に変化することを巧みに教えていました。

「い行」から「あ行」への移動が、「ねじれる」ということなんだろうなと想像します。(勝手に想像しています。ご存知の方、教えてください)

何度か見て参考にしたい番組でした。

   

昨日の調べでは、京都府教育委員会特別教育支援課のサイトも、拗音の指導のヒントになりました。鏡文字の指導も参考になりました。

http://www1.kyoto-be.ne.jp/tokubetsu/ld,adhd,hfa.files/4kaku.htm

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