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2007年8月15日 (水)

「教師修行十年~プロ教師への道~」再読

昨日、向山洋一氏の「教師修行十年~プロ教師への道~」(明治図書)を久々に読みました。

18日に静岡に出向いて参加する第18回伴一孝講座の内容が【教師修業十年を読み解く】とあったので、いい機会と考えて再読しました。

この本の初版が出たのが1986年8月。私が教師になったのは1985年。2年目の時に読んで、胸ときめかせ、やるぞうと思ったことを思い出します。法則化運動が始まった頃で、関連の本を読み、やれることはどんどんやっていました。

それから20余年。まだたいした教師になっていないためか、2年目と同じく、またやるぞうという気持ちにさせてくれます。

昔と違うのは、今の方が仕事が見えているので、自分が今やっていることに、どうプラスしていくかという視点で読めました。自分のおろそかにしているところがわかるため、身が引き締まる思いもあります。「あなたはプロの教師なんだ。プロならこうすべき」と、読んでいる間、そう言われている気持ちでした。

   

「中学生が教えたって、高校生が教えたって、八割・九割は(跳び箱を)とばせられる。残ったわずかの人間をとばせられるのがプロなのだと思った。プロとアマの差はわずか数ミリの差にすぎないが、その数ミリは、どうしようもないほどの歴然とした差である。そのわずかの中に、人生がたたみ込まれるほどの労力が入っているからである。」(13p)

「自分のクラスで、<かけ算ができない子は?><虫歯がある人は?>と聞くと、<三、四人ぐらい>と言う人が多くいます。三人か四人か、認識していてさえ、それを克服するのは大変なのにです。/子どものことを大雑把にとらえる人が多すぎるのです。大雑把にとらえて、思想だけを語っているのです。真の思想は、事実の中でこそ語るべきだと思っています。」(119p)

   

1学期に学級経営案を書きました。しかし、この本の中におさめられている向山氏の学級経営案を見て、もう一度夏休み中に学級経営案を書き直し、もっと具体的に、綿密にしてみたいです。それで2学期を迎えたいと思いました。絶対にやる。

しかし、この1冊にたくさんの教えがあるなとあらためて思います。伴先生が、この本を講座で取り上げてくれるのはありがたく、しっかり勉強して、いいきっかけにしたいと思います。

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コメント

おはようございます。
文面を読むと、本当にぼくと同じような歩みをされていますね。僕が新採になったのは、1986年。その少しあとに、法則化運動を知りました。この頃は、仮説実験授業の方に一途でしたが。。。
 伴先生の講座って、何ですか?
刺激になります。

こんにちは、ムッシュさん。コメントをありがとうございます。
伴一孝講座は、TOSS静岡が企画している講座です。毎年夏休みのお盆前後に長崎から伴一孝先生を呼んで行われます。自分は昨年からの参加です。
自分の歩みを少々。新任から5年間小学校勤務。その後10年間、中学校勤務。休日は部活に明け暮れ、法則化とほとんど無縁に。
その後小学校勤務。法則化はTOSSになり、いろいろ変わっていて、置いてきぼりになった気分でした。そんな歩みをしてきました。

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