今日の読み聞かせ「いのちのあさがお」
どうにかずっと続けている読み聞かせ。
今日は、保護者から勧めていただいた本です。
「いのちのあさがお」(あやのまさる作 まつもときょうこ画 ハート出版)
小学校に入学した9月、7歳になったばかりのコウスケくんが、白血病のために亡くなります。
4月から3か月だけ通った小学校で、生活科で育てたアサガオが、
コウスケくんが亡くなった後に種を作りました。
翌年の春、お母さんはその種をまきました。秋にたくさんとれた種を、お母さんはちいさな袋につめて、みんなに配るようになりました。
コウスケくんと同じ病気に苦しんでいる人を救う骨髄バンク運動を広めるために配るようになりました。
このお話は、そんな実話をもとに書かれた絵本です。
こんな場面があります。
コウスケくんを失って、泣いてばかりいたお母さん。
庭の隅に咲くアサガオに気がつきます。そしてこう言います。
「コウちゃんのあさがおだ。いきていたときに、あのこがそだてていたあさがおだ。あのこはたしかにいきていたんだ。」(「いのちのあさがお」より)
「あのこはたしかにいきていたんだ」という気持ちがよくわかります。ジンときたところです。
まさに入学して3か月、アサガオを育てている1年生の前で読むわけで、
子どもたちはどんなことを思うでしょうか。
これを機会に、いろいろ調べてみました。HPも読んで見ました。
きっとよく知られた話だと思いますが、私は知らなかった話なので、教えてもらって感謝。
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