サルに取られる前にクリを収穫したい/実が3個の理由
今日は令和7年10月3日。
勤務校の森には、クリの木もあります。
そのクリが収穫期を迎えています。
今週になってクリを拾いました。
9月29日(月)は3つ拾いました。
きれいなクリだなあと思いました。
サルがやって来て、食べていってしまうと、
今までの様子を聞いているので、サルに取られる前に、
できるだけ収穫することを目指します。
10月1日(水)にもクリを拾ってきました。
写真です。
写真右下のケースに入っているのが、29日に拾ったクリの実です。
イガから取り出しました。
それ以外が、10月1日の収穫です。
その朝、気がつきました。
勤務校の森にあるクリの木は、通常サイズの実ができるクリの木と、
小さめのクリの実ができるヤマグリの木があることを。
それはそれで楽しい。
ここで疑問を一つ。
先月29日に収穫したクリを見てみると、
イガの中にクリの実が3つ入っていました。
2つは立派なクリの実。そしてもう一つ、おまけのように、
薄っぺらいクリの実があるのです。
この薄っぺらいクリの実には、意味があるのかなあ。
温泉ドラえもんのブログ 栗は、イガの中に3個あるのは、なぜ?
このサイトが役に立ちました。
ありがたいです。
このサイトで、クリの雌花を分解しています。
写真3枚と一部文章を転載します
左側が雌花。今年も見ています。
分解すると、1個の花のようですが、花は3つに分かれます。
そしてその花の元に子房があり、その部分がクリの実になります。
したがって、花粉が全てついて、うまく受精ができたなら、
3個のクリができるのです。
そのため、イガの中に3個の栗ができます。
クリは、虫媒花なので、うまく受粉ができないと、イガの中に1個や
2個だけのもあります。
ちなみに、栗の先端の突起物は、雌花の柱頭の名残です。
焼き栗は、これが燃えてしまうので見ることができませんねえ。
つまり今回の場合は、2つは受精してクリの実ができましたが、
3つ目はうまく受精できなかったために、薄っぺらのクリの
実もどきになったと言えます。
勤務校の森で、今のところ、3つクリの実が入ったものは、
発見できていません。
今朝は拾えるかな。
クリの雌花の分解は面白そうです。
来年の春はやってみたいですね。
クリの話は次も続きます。






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