キングコブラの天敵のクジャク
今日は令和7年1月17日。
また蛇の話。
蛇について調べていて、
キングコブラの天敵のひとつがクジャクと聞いてビックリしました。
ガジェット通信 猛毒を持つ蛇のコブラ、実は日本にも生息しているって知ってた?
ここから引用します。
そんなキングコブラの天敵は「クジャク」です。
クジャクはなんとキングコブラを捕食することができます。
その理由としては、コブラの神経毒に対して耐性を持っているため
です。食べても毒に対して耐性があるので、命を落とすことはあり
ません。
そのクジャクの毒を制する姿から神格化され、仏教では孔雀明王と
いう仏となっています。
なるほど。
なぜクジャクが、蛇(ヘビ)の毒に対する耐性を持ったか不明ですが、
恐れられていたコブラを倒すクジャクが、神格化されたのは、
わかります。
「孔雀明王」は聞いたことがあります。
ここから引用します。
孔雀は害虫やコブラなどの毒蛇を食べることから孔雀明王は「人々の
災厄や苦痛を取り除く功徳」があるとされ信仰の対象となった。後年
になると孔雀明王は毒を持つ生物を食べる=人間の煩悩の象徴である
三毒(貪り・嗔り・痴行)を喰らって仏道に成就せしめる功徳がある
仏という解釈が一般的になり、魔を喰らうことから大護摩に際して除
魔法に孔雀明王の真言を唱える宗派も多い。また雨を予知する能力が
あるとされ祈雨法(雨乞い)にも用いられた。
またなるほどです。
どんなお姿をしているのだろう?
この動画が参考になります。
YouTube: 【ゆっくり解説】サソリの毒が効かない⁉「クジャク」とは何者なのか?を解説/4000年前から人類が家畜化…孔雀の雌雄淘汰とは?
この動画でクジャクの勉強ができます。
13分58秒付近から、クジャクと毒のことを扱っています。
クジャクは害虫や毒蛇を食べてくれる益鳥でした。
クジャクは、ヘビやサソリの毒に耐性を持った
珍しい動物です。
それらの生き物の毒は、神経毒で、内臓器官が麻痺し、
呼吸ができなくなります。
なぜ、毒に対する耐性ができたのか。
一つの説としては、卵やヒナを守るために、
コブラなどを攻撃して、食べていました。
雑食性で食欲旺盛なクジャクは、食べているうちに、
体に耐性ができたと考えられています。
毒が効かないクジャクの神聖な姿が、珍重されました。
仏教では魔除けの象徴となりました。
密教では孔雀明王という神様が誕生しました。
この神様には「人々の災厄や苦痛を取り除く功徳」があるとされ、
信仰の対象となりました。
人間の煩悩の象徴である「三毒」を食べてくれる神様としても、
信仰の対象となりました。
孔雀明王は、クジャクの上に乗った神様だったようです。
三毒とは?
三毒「貪瞋痴(とんじんち)」は次のように書いてありました。
引用します。
貪(とん)とは、むさぼることで貪欲に際限なくあれこれ欲するこ
とです。動物的欲求や物欲、あるいは金銭欲が強すぎることが、
貪(とん)といわれます。とはいえ無欲ならば良いわけでなく、向
上心からくる欲ならばいいのです。
次に、瞋(じん)とは、簡単に言えば感情をぶちまけること。不快
なものに対して激しく怒ったり、妬んだり、恨んだりすることです。
不快だといって、みずからがさらに不快感をぶちまけ、周囲をより
不快にさせることです。
最後に痴(ち)とは、無知であること。
自己弁護に走ったり、常識知らずで自己利益しか考えないようなこ
とです。ゆえに、愚かであることを指します。
つまり貪瞋痴は、貪欲だったり、感情の抑制が効かなかったり、ま
た自分勝手なさまを「貪(むさぼり)」「瞋(いかり)」「痴(お
ろかさ)」の一字ずつにあて表した言葉です。
クジャクが、キングコブラの毒に耐性があることは、
大昔から人間が注目していて、そこから神様も生まれていました。
人間がすごいのか、クジャクがすごいのか。
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