子どもと餅の話 鏡餅 いそべ焼き餅 海老餅
今日は令和7年1月15日。
前記事で鏡餅のことを書きました。
今回もそのこと。
3学期が始まって1週間余り。
通級指導学級の子どもたちと接し、
冬休みの様子などの話を聞いています。
その時に、私は餅のことを話題にします。
驚きは、鏡餅を飾っている家が少ないことです。
半分よりも少ない、いや〜3分の1くらいの家しか
飾っていないように思えます。
鏡餅を飾っていなければ、1月11日の鏡開きも関係なし。
そうなんだと思いました。
sirabee 「若者の鏡餅離れ」も顕著か 飾る場所に戸惑い減少傾向に
この記事は、2年前の1月1日の記事です。
引用します。
スーパーなどでも売られている鏡餅、今どれくらいの人が家に飾って
いるのだろうか。Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象
に調査したところ、新年に鏡餅を飾ると答えたのは、全体の48.1%。
半数をやや下回る結果となった。
そのうち、ほぼ毎年飾っている人は35.6%。毎年ではないが飾ってい
る人は11.1%。今までは飾っていないが初めて飾ろうと思っている人
は1.4%だった。また、全体の24.2%はこれまで飾ったことがなく、
新年も飾る予定がないようだ。
いつの間にか世の中、そうなってきているのですね。
1月11日のあのワクワクする鏡開き、お汁粉賞味の
体験が、子どもたちにはないのですね。
こうやって世の中は少しずつ変化していくのでしょうか。
政治系YouTuberの動画の影響で、保守派の考え方になっている私は、
当たり前だったことが当たり前ではなくなることが、
寂しいなと思います。
餅の食べ方もいろいろですが、
私の定番は醤油をつけて海苔で巻くいそべ焼きです。
我が家のいそべ焼きは、この写真のようにたっぷり海苔を使います。
これがうまい。
でも、このいそべ焼きも、子どもたちは食べていません。
お雑煮で食べる子どもは多かったのですが、
なぜかこの定番と思っていたいそべ焼きが少ない。
これも意外でした。
でも20人以上の子どもと話をすると、
いろいろな子どもがいます。
年末に、愛知県内のおばあちゃんの家で餅つき。
杵で餅をつく体験をしています。
出来上がった餅で、いろいろな種類の餅を作るそうです。
「海老餅」「あんこ餅」「普通の餅」「雑煮用の小さな餅」
「小さな餅で焼いておかき」
子どもの説明はこの順番でした。
豊富なラインナップです。
「海老餅」?
イメージが浮かびませんでした。
子どもに聞いたら、シラスのような小さなエビを、
餅つきの時に、餅米と一緒につくそうです。
どんな餅だろう?
さっそくその場で調べました。
大阪で作られているそうで、
おばあちゃんが大阪出身なので、愛知県でも作っているそうです。
「海老餅 大阪」で調べました。
この写真を見て、その子は「色は一緒だけど、作っているのは丸いよ」と
教えてくれました。
このサイトには次のように書いてありました。
つきたてのお餅を棒状に整えた棒餅は、関西地域では「ねこ餅」という
名でも親しまれているんだって。猫が伸びたように長く丸みをおびた形
で、先端部が丸っこく猫の手のように見える事から、そう呼ばれるよう
になったと言われているよ(=^エ^=)
大阪では、桜えびが漁れる秋〜冬が旬だから、お正月に食べる人が多い
みたいだね!そして、岩手県や宮城県にも「えび餅」があるよ!大阪の
ものとは異なり、沼エビ(もしくは川エビ)という小さな淡水海老をお餅
のまわりにからめて食べるんだって。
餅に混ぜる海老は、桜えびなんですね。
美味しそうです。
消えていく風物詩もありますが、
こうやって、ところ変わっても受け継がれている風物詩もあるんだなと
ホッとしました。
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