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2025年1月15日 (水)

子どもと餅の話 鏡餅 いそべ焼き餅 海老餅

   

今日は令和7年1月15日。

  

前記事で鏡餅のことを書きました。

今回もそのこと。

3学期が始まって1週間余り。

通級指導学級の子どもたちと接し、

冬休みの様子などの話を聞いています。

その時に、私は餅のことを話題にします。

  

驚きは、鏡餅を飾っている家が少ないことです。

半分よりも少ない、いや〜3分の1くらいの家しか

飾っていないように思えます。

鏡餅を飾っていなければ、1月11日の鏡開きも関係なし。

そうなんだと思いました。

sirabee 「若者の鏡餅離れ」も顕著か 飾る場所に戸惑い減少傾向に

この記事は、2年前の1月1日の記事です。

引用します。

  

スーパーなどでも売られている鏡餅、今どれくらいの人が家に飾って

いるのだろうか。Sirabee編集部が全国10〜60代男女1,000名を対象

に調査したところ、新年に鏡餅を飾ると答えたのは、全体の48.1%。

半数をやや下回る結果となった。

そのうち、ほぼ毎年飾っている人は35.6%。毎年ではないが飾ってい

る人は11.1%。今までは飾っていないが初めて飾ろうと思っている人

は1.4%だった。また、全体の24.2%はこれまで飾ったことがなく、

新年も飾る予定がないようだ。

Img_0198

いつの間にか世の中、そうなってきているのですね。

1月11日のあのワクワクする鏡開き、お汁粉賞味の

体験が、子どもたちにはないのですね。

こうやって世の中は少しずつ変化していくのでしょうか。

政治系YouTuberの動画の影響で、保守派の考え方になっている私は、

当たり前だったことが当たり前ではなくなることが、

寂しいなと思います。

  

餅の食べ方もいろいろですが、

私の定番は醤油をつけて海苔で巻くいそべ焼きです。

Img_0199

田舎庵

我が家のいそべ焼きは、この写真のようにたっぷり海苔を使います。

これがうまい。

でも、このいそべ焼きも、子どもたちは食べていません。

お雑煮で食べる子どもは多かったのですが、

なぜかこの定番と思っていたいそべ焼きが少ない。

これも意外でした。

  

  

でも20人以上の子どもと話をすると、

いろいろな子どもがいます。

年末に、愛知県内のおばあちゃんの家で餅つき。

杵で餅をつく体験をしています。

出来上がった餅で、いろいろな種類の餅を作るそうです。

「海老餅」「あんこ餅」「普通の餅」「雑煮用の小さな餅」

「小さな餅で焼いておかき」

子どもの説明はこの順番でした。

豊富なラインナップです。

「海老餅」?

イメージが浮かびませんでした。

子どもに聞いたら、シラスのような小さなエビを、

餅つきの時に、餅米と一緒につくそうです。

どんな餅だろう?

さっそくその場で調べました。

大阪で作られているそうで、

おばあちゃんが大阪出身なので、愛知県でも作っているそうです。

「海老餅 大阪」で調べました。

Img_0200

大阪 えびもっちゃん

この写真を見て、その子は「色は一緒だけど、作っているのは丸いよ」と

教えてくれました。

このサイトには次のように書いてありました。

  

つきたてのお餅を棒状に整えた棒餅は、関西地域では「ねこ餅」という

名でも親しまれているんだって。猫が伸びたように長く丸みをおびた形

で、先端部が丸っこく猫の手のように見える事から、そう呼ばれるよう

になったと言われているよ(=^エ^=)

大阪では、桜えびが漁れる秋〜冬が旬だから、お正月に食べる人が多い

みたいだね!そして、岩手県や宮城県にも「えび餅」があるよ!大阪の

ものとは異なり、沼エビ(もしくは川エビ)という小さな淡水海老をお餅

のまわりにからめて食べるんだって。

  

餅に混ぜる海老は、桜えびなんですね。

美味しそうです。

消えていく風物詩もありますが、

こうやって、ところ変わっても受け継がれている風物詩もあるんだなと

ホッとしました。

  

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