心臓は胸の中央にあり、左に寄っている
今日は令和6年12月7日。
今日はこのブログをたくさん打ちたいな。
打ちたいことはたくさんあり。
時間はあるはずなのに、思うように打てない。
打ちたい記事が溜まる、溜まる。
12月7日の1本目。
前記事に引き続き、心臓の話。
この歳になって、心臓の位置について新見解。
心臓があるのは、胸です。
その胸のどこにあるのか。
ずっと信じてきたのは、左胸。
見たわけではないけど、左胸だと刷り込まれてきました。
刑事ドラマや映画では、銃で撃たれるシーンでは、
左胸を撃たれて、左胸を押さえながら倒れる役者さんを
繰り返し見てきました。
しかし、「心臓は左胸にある」は不正解。
正しくは、「心臓は胸の中央にあり、左に寄っている」です。
図で紹介したいと、ネット上を探しました。
素晴らしい絵を発見。
このサイトにありました。
図を転載します。
この図を見ると、「心臓は胸の中央にあり、左に寄っている」が
わかりやすいです。心臓の形は円錐形で、左胸側に3分の2だと
書いてあります。
なぜ左胸側に3分の2なのか。
それを知ったのは、この動画です。
YouTube: Q:なぜ左側で心臓の鼓動を強く感じるの?【本物の外科医が回答】 #shorts
心臓は右と左の心臓に分かれます。
右の心臓は、体から戻ってきた血液(静脈)を、肺に送ります。
左の心臓は、肺から来た血液(動脈)を全身に送ります。
全身に血液を送る方が、肺に送るよりも力が必要です。
つまり激しく動くのです。
したがって、胸の左側の方でドキドキを感じるのです。
さらにこのサイト。
11年前の記事で勉強ができました。
順天堂大学医学部解剖学第一講座教授の坂井建雄さんの話を引用します。
「実は、拍動が左胸から聞こえるようになるのは、人間が生まれたあと。
胎児では、拍動の強さに左右差はありません」
(中略)
「仕事の大変さを比べると、全身へ向かって押し出す方が、大変なのです」
と坂井さん。特に最大の難所は腎臓だという。というのも、腎臓はその構
造上、中を通る血液が、毛細血管を2回通らなくてはいけない。1回目は尿
をこし取るため、2回目は、余分にこされた尿を回収するためだ。
細い道を2度も通すには、より高い圧力をかける必要がある。だから人間の
体循環の血圧は120~140mmHgと、肺循環の血圧(25~30mmHg)の
4~5倍も高くなっている。
「高い圧力をかけるために頑張るから、左心室の筋肉は右心室より分厚い
のです。だから、心臓の左側のドキドキが強く伝わってくるのです」
ほほー。それで、胎児ではどうなっているの?
「胎児の体循環は、大人とまったく違います。二つの循環が2カ所のバイ
パスでつながっていて、圧力差はありません。心室の筋肉の厚さも左右一
緒です」
詳細はイラストを見ていただこう。なるほど、確かにバイパス経路がある。
「赤ちゃんが産まれておぎゃーと泣くと、吸い込んだ息で肺が広がりま
す」。これが刺激になって2カ所のバイパスが一気に閉じる。これで大
人と同じ循環が始まり、体循環の血圧が高くなる。その結果、左心室の
筋肉が鍛えられて厚くなるのだ。
「左胸のドキドキは、いわば"筋トレ"によって、生まれたあとに形成さ
れるのです」
へぇー、赤ちゃんの体内では、そんなダイナミックな変化が起きるのか。
生まれるって大変なことなんですね。
驚きです。
生まれた時の心臓のドキドキは、左右同じ。
しかし、鍛えられて左の心臓が厚くなり、左胸の方が激しく動くので、
ドキドキを感じるようになるのです。
胎児の時には、左右の心臓が繋がっているとは?
カエルの心臓は、左右つながっているので、
心音は中央から聞こえるそうです。
さらに引用します。
「心臓が左右はっきり分かれているのは、哺乳類と鳥類だけです」と坂井
さん。その結果、体循環の血圧を高めることができた。これで酸素や栄養
の循環が良くなり、運動能力が高まった。カエルが犬や猫のように走り回
れないのは、心臓の中が完全に分かれていないためだ。
人間以外でも、牛や馬など大型の哺乳類の心拍は、胸の左側から聞こえる
という。左胸がドキドキするのは、高性能の心臓が頑張っている証拠なの
です。
人間は、胎児の時に進化の過程を繰り返すと聞いたことがあります。
かつては、左右の心臓は繋がっていたのでしょう。
それが誕生した時に、バイパスが閉じて高性能の心臓になるのです。
誕生の時にそんなことがあるのですね。
昨日の早朝に、心臓と肺の勉強をしたことがきっかけで、
新しい見解が持てて良かったです。
「心臓は胸の中央にあり、左に寄っている」
確かに、心肺蘇生でも、胸の中央部分を押すから、
心臓は中央にあるのですね。
ラストにこの動画。
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