西尾市岩瀬文庫にあった「清少納言知恵板」
今日は令和6年11月4日。
書きたいことはたくさんあるけど、
それらを全て書くのは、
なかなか難しい。
例えば、2月23日に、西尾市岩瀬文庫に行きましたが、
そのことを書こうと思いつつ、もう8ヶ月以上が経っています。
西尾市岩瀬文庫のことをまとめて書こうと思うのが
いかんのかなと思うようになりました。
まとめて書こうと思うから、それには時間がかかる。
今はだめだ。後に回そうと思って、月日が経ってしまいます。
まとめて書くのをよして、
今はこれのことを書こうと、かい摘んで書くのがいいのでしょうか。
あっちからこのこと、こっちからこのこと、
向こうからこのこと、と言う感じで、
書き溜めて行くのがいいのでしょうか。
そこで、今回は、西尾市岩瀬文庫での話にします。
こんなものを見ました。
「7枚のピースを全て使って出題された形を作ってみよう!」
これは現在、授業でやっている4枚のピースを使って、
出題されたシルエットを作る「Tパズル」と同じ発想。
「清少納言知恵板(せいしょうなごんちえのいた)」という名前が
なぜかついています。
江戸時代の遊びだったようです。
このネーミングはなぜでしょう。
写真を続けます。
実際に7つのピースが2組置かれていて、
実際に挑戦できます。
青色のファイルに、清少納言知恵板のコピーが挟んであります。
問題があって、
このサイトにからの引用・転載です。
7枚のピースは、こうやって正方形に収まります。
まずはこれがすごいですね。
ここからいろいろな形が生まれます。
なぜ、「清少納言」なのか?
このサイトには次のように書いてありました。
ちなみに名称の由来は、『枕の草子』で有名な平安時代の作家であり
歌人でもあった清少納言が実際にこの知恵の板を作ったり遊んでいた
からではなく、聡明で知恵のある女性の代名詞として使われたと考え
られています。
江戸の人々は、いにしえの人に憧れながらチャレンジして楽しんでい
たのでしょう。
なるほどです。
江戸時代に清少納言がどう思われていたのかわかるお話です。
似たパズルは、西洋や中国にもありますが、
1742年に出版された、上でも示した、
「清少納言知恵の板」は最も古いものだそうです。
やるね、日本人。
このサイトで、ピースを使ったパズルの歴史がわかります。
「清少納言知恵の板」と同じく、正方形を7つのピースにして、
指示された図形を作るパズルで有名なのが「タングラム」です。
正方形の切り方が違います。
説明文を引用します。
知恵の板の代表であるタングラム[3]は、中国で生まれた。中国語で
はこれを七巧図と言う。それがいつごろからあったものかは、全くわ
かっていない。今から4,000年以上前にタンの発明したものだという
話を時折り本で見かけるが、これはサム・ロイドがでっち上げたヨタ
話で信ずるに足りない。
現在確認されている中国での最も古い文献は、嘉慶18(1813)年の
桑下客の序文のある『七巧図合璧』である。しかし、「合璧」という
のは合本という意味であるから,それより前にも本があったことが推
測される。
いずれにしても、この本以降タングラムが流行して、パターン集が次々
に刊行された。一方、この遊びはいち早くヨーロッパに伝えられて流
行し、西洋で新しいパターンが続々と作られて、19世紀後半にはすっ
かり西洋に定着してしまった。今では西洋のものだと言ってもよいほ
どで、西洋で本もたくさん出ており、セットも絶えず売られている。
そうなんですね。
今はTパズルを通級教室に来る子どもたちとやっていますが、
そのルーツは、どうやら「清少納言知恵の板」「タングラム」の
ようです。
「torito 知恵の板」では、「Tパズル」についても書かれています。
次の記事で書きます。
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