接写して気がついた疑問/アゲハの幼虫が糸を吐く
今日は令和6年5月22日。今日も「即今着手」
接写レンズで写真を撮ったことで始まった面白いこと。
昨日、急遽、空き時間になった時間に、
教室にあるアゲハの蛹を接写レンズで撮影しました。
とてもきれいな色だったので、しっかり撮影しておこうと
考えました。
こうやって写真を撮っていて、気になったのが、
蛹を支えている糸です。
自分が思い込んでいたのは、
糸は体から直接出ていると思っていました。
でもよく見ると、糸は蛹の胴体を丸く包んでいます。
その点がわかりやすいように撮ってみました。
ね、明らかに糸は蛹をぐるっと囲んでいます。
いったいどうしたら、このように糸をセットすることが
できるのだろう。
気になりました。
検索してみました。
その結果、この動画に辿り着きます。
口から糸を出して、糸の両端は木に貼り付けて、
輪を作っています。
そしてその輪の中に、自分の体を器用に入れます。
この動画は、前半が50倍速。後半が5倍速。
輪をくぐる瞬間をゆっくり見るには、5倍速で。
7分43秒からがその瞬間です。
見応えがありますよ。
この海野和男さんは、昆虫に関して有名な人ですよね。
ついでに見たのがこの動画。
皆さん、知っていましたか。
幼虫は、蛹になる前に、胴体に糸を巻くだけでなく、
お尻の部分にも、糸玉を作って、
お尻を固定することを。
私はこの動画で初めて知りました。
動画の説明を引用します。
蛹になる時に、蛹が落ちないように、おしりを引っ掛ける糸玉をつく
ります。お尻の先にはたくさんのかぎ爪が付いていて、ちょうどマジ
ックテープのような構造です。5倍速で編集しています。
糸玉を作ります。
向きを変えます!
糸玉のところにお尻が置くように調節します。
ああ、この様子を生で見たい。
ちょうど、教室には蛹になる時期の幼虫がいました。
学校でも観察。持ち帰って家でも観察。
しかし、糸を吐くところは見ることができませんでした。
寝て、起きたら、こうなっていました。
私が寝ている間に、糸を吐いて完了していました。
見ることはできませんでした。
次の変化。
脱皮して蛹になるのはいつだろう。
今日の授業中に起こったら、その授業に来た子どもはラッキーです。
目を離さないようにしよう。
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