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2024年4月15日 (月)

本「恰好いい老い方、みっともない老い方」⑤ たまに一緒に あとは一人で行動

   

今日は令和6年4月15日。

  

4月13日の続きで、

「恰好のいい老い方、みっともない老い方」

(川北義則著/PHP研究所)より、

引用していきます。

  

夫が夫の世界を生きてきたように、妻は妻の世界をつくってきたとい

うことだ。結婚生活が長ければ長いほど、その傾向は強くなる。

だから、退職しても友人もいなくなったからといって妻の時間を奪っ

てはいけないのである。

妻が一人で趣味の会に出かけるというなら、喜んで送り出す。そして、

自分は自分で 楽しい時間を過ごす。 間違っても、「俺も一緒に行っ

てはいけないのか」とか「俺の昼飯はどうなるんだ」などと言わない

ことだ。

(189p)

  

う〜ん、この考え方は、自分は納得しているつもりです。

間違っても「一緒に行ってはいけないか」なんて聞かないし、

「俺の昼飯はどうなるんだ」なんて言わないでしょう。

それぞれが、楽しむことをどんどん促して、

帰ってきて「今日は楽しかった」「面白かった」と言う声を聞くと、

それはよかったと思います。

たまに一緒に山に登ったり、たまにたまに一緒に庭の草取りをするのが、

夫婦での楽しみであって、その程度でもいいのかなと思っています。

  

  

もちろん、夫婦仲がいいのは素晴らしいことだ。しかし、必ずどちら

かが先に逝く。 それは運命である。いまから覚悟しておく必要がある。

そのときに残された一方がバランスを失ってはいけない。それには退

職後は自立した二人の男と女がベタベタせずに必要なときに助け合え

る態勢でいれば一番いいのではないかと思う。

(190p)  

   

  

そんなことを考える年代になってきたんだなあと思います。

四六時中、いつも一緒にいるのは、夫婦としてよくないです。

少しで十分。

もう長く一緒に住んできたんだから。

  

  

どれほど会社で出世した人でも、人生の最後の日々を共に過ごすのは

仕事関係者ではなく連れ合いだ。だから、お互いにささいな行き違い

でギスギスすることは避けたい。

そのために、ぜひ身につけたいのが一人行動だ。 一人で予定を立て、一

人で出かけ、一人で遊んで、一人で帰ってくる。なにも、妻に怒られる

からそうするのではない。定年後はそれが恰好いいからだ。 そして、

それなりのお金を確保する。

私の知人は、先に退職した先輩からさんざん脅かされていたので、定

年後の夫婦のあり方を早くから模索していた。 そして、お互いにどの

ように過ごせばいいかについて、定年前に正直に妻と話し合った。

すると、案外、意見は割れなかった。

月に二回くらいは、映画鑑賞やハイキングなどの行動を共にする。そ

の日になにをするかは話し合って決め、もう一方は気持ちよくそれに

従う。

半年に一度は、泊まりがけで旅行に出かける。 温泉旅行など行き先は

交互に決める。

どちらかが体調を崩したときなどは、最優先で病院に付き添う。

親戚づきあいは、常識的な線を守る。

こうしたことを決めた後で、「これ以外は、基本的に一人行動でどう

だろう」と提案すると、妻はあっけなく「いいわね」と言ったそうだ。

(193p)

  

自分たち夫婦も、この感じがいいかなと思います。

一緒に楽しむのは、頻繁でなくていい。

それぞれが楽しめばいいのです。

それぞれが楽しむためには、安定した夫婦であることが必須。

夜は、それぞれが楽しかった体験を言い合ったりすればいい。

でも相方が病気になったら、ここは夫婦の大事なところ、

最優先で考えたい。この考えは、大賛成です。

  

以上、最後は夫婦のあり方が参考になる本の内容でした。

以上で引用は終了。

明日は図書館に本を返します。

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