やじろべえ作りから、やじろべえ工法までのお話
今日は令和6年2月29日。
2月20日に授業で「やじろべえ」づくりをしました。
ここでも道草 今日は6年ぶりにやじろべえを作ってみよう(2024年2月20日投稿)
やじろべえモーターはやめて、
針金とスーパーボールで作りました。
作品一覧です。
針金は面白い。
いろいろな形ができました。
子どもたちに聞くと、「やじろべえ」って何?でした。
身近ではなくなってきたのかな、やじろべえ。
2021年の記事です。
なぜ、やじろべえの存在感が薄まったのかを、
大学教授は次のように考察しています。
就実大(岡山市)の福井広和教授(理科教育学)は「理科が生活科へ
変わり、必修でなくなったのが原因では」と話す。
福井教授によると、昭和期には小学校の全学年に理科があり、おもり
で働くおもちゃとして必ず、やじろべえを学んでいた。しかし、平成
元(1989)年の学習指導要領の見直しで1、2年生の理科は生活
科へと改変。やじろべえは必修ではなくなった。
先生や子どもたちの関心度によっては詳しく学ぶ機会もあるが、近年
の学校教育ではプログラミングなど新たな単元が導入され、自然体験
や科学遊びは取り上げにくくなっている。
福井教授は「昔ながらの遊びを伝える人間関係が減っている。遊び自
体も視聴覚が中心で、その他の感覚で学ぶ経験が乏しい」と子どもた
ちを取り巻く生活環境の変化も指摘。「いきなり高度な学問をやって
も本当の意味で理解できるのか心配。やじろべえってすごく大切なん
です」と力説した。
なるほどです。
小学校の授業で扱わなくなったのが大きいかも。
このサイトで勉強になったのは、「やじろべえ工法」
引用します。写真も転載します。
高速道路などの橋を造る際にも、通称「やじろべえ工法」と呼ばれる
工法が用いられる。
正式には「片持ち張り出し工法」といい、まずは橋脚となる柱を建て
る。その後、橋桁を少しずつ左右に同じだけバランスをとりながら延
ばしていき、隣の橋桁とつなげる。中日本高速道路によると、この工
法は、橋脚を建てるスペースを確保できれば工事を進められるため、
足元の地形や交通などの影響を受けずに大・中規模の橋を造ることが
できるという。
2012年に開通した新東名高速道でもやじろべえ工法を採用。巨大
なやじろべえが日本の大動脈輸送を支えている。
驚きの工法です。
大きな地震が来たら、どうなるんだろう。
ちょっと心配。
でもすごい。
この工法、動画でないだろうか。
探します。
ありました。
この動画の8分30秒からが、「やじろべえ工法」です。
動画の中では正式名「片持ち張り出し工法」が出てきます。
やじろべえ工法だと、左右が重力で下がる可能性あり。
それを見越して設計して作業しているとのこと。
素晴らしい。
う〜ん、子どもたちに見せるなら、これかな。
コメント