ワニの革製品/ワニの養殖
今日は令和5年12月11日。
またワニについて書きます。
ワニの頭数が、世界的に減っています。
1930年代から1960年代まで、
乱獲によってワニの数は激減しました。
さらに生息地の開発によっても、数を減らしています。
ワニは絶滅危惧種です。
なぜ乱獲がされたのか。
皮が利用されたのです。
私は、今回調べるまで、ワニの背中の皮が使われると思っていましたが、
どうやら主に腹部の皮が使われているようです。
先入観が気持ちよく壊されました。
背中の皮も使われますが、比較して腹部の方が多いようです。
上の写真の左が腹部の皮、右が背中の皮です。
背中の皮は突起があります。
腹部の皮をもう少し詳しく見ます。
この中で、肚(はら)部位と呼ばれる場所が、一番いいところだそうです。
文章を引用します。
ここがいわゆるクロコダイルレザーの最高級のメインレザーです。
肚(ハラ)ワニの中でも一番美しく、贅沢で、高価なラグジュアリー
素材になります。食事で言えばメインディッシュですね。
よくセンター取りと呼ばれる部分で、クロコダイルレザー中でこの部
位が最高級品として扱われます。このセンター取りを使った長財布な
どが最高級品として販売されています。
特徴は均一な四角いウロコ(腑)が並ぶ美しい部位の革です。専門用
語で竹腑(たけふ)と呼ばれています。
ワニの弱点は、腹部だと言われます。
猛獣と戦った時に、背中を攻められるのは、皮が厚いので大丈夫。
しかし、腹部は、皮が薄いので、食いちぎられるそうです。
でも皮として考えるなら、腹部が優秀のようです。
ちなみにもう一つ弱点は、口です。
口を押さえると、身動きができないそうです。
なぜなら、口を開く力は、高齢者の握力くらいしかないそうです。
閉じるのは、2トンの力があって、動物界のトップですが、
開く方は、なんともへぼいです。
ワニの皮の話に戻ります。
ワニの皮は、革としていろいろな製品になります。
ワニの頭数が少ないので、それは貴重品です。
高価なものになります。
どの程度するのか。
この店に注目します。
80年の歴史があるクロコダイル専門ブランド。
私には縁がないお店でしょうが、
どのような革製品があり、値段がどれくらいなのか参考にしたいです。
財布。
253000円
1万円札が100枚入り、スマホも入る容量だそうです。
100万円も入れて動くことないですね。
鞄(かばん)
1100万円。
ワニ、2頭分の皮を使うそうです。
これは高い!
鞄(かばん)
63万8千円。
さっきの鞄に比べたら安い。
でも買わないね。
スニーカー。
38万5千円。
革製品の作業工程も大変そうです。
YouTube: クロコダイルのタンナーに潜入したら『職人技』の連続だった‼︎
これだけ手間がかかっているので、高いのもあるだろうな。
ところで「なめし」とは?
皮は、そのままにしておいたら腐ってしまいます。
腐食しないように皮を加工して革にすることを「なめし」というそうです。
なるほど。
これらの革製品を作るのに、ワニが殺されます。
自然界のワニの頭数が減っているので、
今は養殖が行われているそうです。
オーストラリアの養殖場の様子。
ワニは、皮が傷つかないように、1匹一部屋で飼育されます。
殺され方が残酷です。
でも同じように、牛、豚、鳥などが人間のために殺されています。
YouTube: (日本語字幕)エルメス・バーキンのために、ワニはすさまじい監禁を受け、スクリュードライバーで脳をかき回される
コメント