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2023年1月6日

2023年1月 6日 (金)

「朝食にパンを食べるな」⑤ ブドウ糖とケトン体

   

今日は令和5年1月6日。

  

前記事に引き続き、

「朝食にパンを食べるな 10万人の胃腸を診た専門医が教える!!

長生き食事術」(福島正嗣著/プレジデント社)より。

  

  

この本については、この記事がラストになると思います。

  

ブドウ糖とケトン体についてです。

この本で新しく知ったことです。

  

人間のエネルギー源には、ブドウ糖とケトン体の二つがあります。

ブドウ糖は糖質の最小単位で、ここまで説明してきたように、ご飯や

パン、麺類など炭水化物から摂取された糖質の多くはブドウ糖に分解

され、エネルギーとして使われます。

ケトン体というのは脂肪の一種で、体に蓄えられた中性脂肪を肝臓で

分解し、エネルギーとして利用できるようになった状態の脂肪酸のこ

とです。

ケトン体は、脳を動かすエネルギーになります。かつては「脳はブド

ウ糖しかエネルギー源にできない」というのが定説でしたが、現在は

違うことがわかっています。

皆さんも長時間食べなかったときに、途中までお腹がすいて仕方がな

かったのに、ある時点から急に空腹感もなくなり頭が冴えるようにな

った経験があるのではないでしょうか。

これは、ブドウ糖からケトン体にエネルギーがスイッチされたからで

す。このような状態のときは、感情の起伏がなくなり、頭が回らない

どころか、いろいろなアイデアが沸いてくるとされます。

私自身は、生物の歴史から考察すると、ブドウ糖は本来、二次的なエ

ネルギー源であり、ケトン体によるエネルギー利用のほうが本来備わ

っていたものだろうと考えています。

(178~179p)

  

頭を使うときには、甘いものを食べて頑張ろうとよく言います。

これはブドウ糖を意識したものでしょう。

人間には、脂肪由来のエネルギーがあって、

それは脳のエネルギーにもなるのですね。

だから、炭水化物を減らして、頭を使えば、瘦せるというわけです。

そのことを書いた部分を引用します。

  

人間には、このブドウ糖とケトン体を使った、二つのエネルギーをつ

くる回路があります。「ブドウ糖ーグリコーゲン」系回路と、「脂肪

酸ーケトン体」系回路(脂肪燃焼サイクル)です。

人間は、この二つの回路を使い分けてエネルギーを得ているのです。

どちらのエネルギー回路を優先的に使うかは、その人の食事の内容に

よって変わります。

糖質の多い食事を摂っている人は「ブドウ糖ーグリコーゲン」回路で

エネルギーをつくり、脂質中心で糖質が少ない人は「脂肪酸ーケトン

体」回路を利用してエネルギーをつくる割合が多くなります。

ブドウ糖ーグリコーゲン回路を主なエネルギー源にして生きている人

は、体脂肪自体は分解されにくいため、見た目は太っています。それ

に対し、脂肪酸ーケトン体回路を利用している人は、体脂肪が消費さ

れるため太りにくい傾向にあります。

(180p)

   

ブドウ糖は体には必要ですが、体外から摂取して過剰にあると、

体内で炎症を起こす毒になるので、

「ブドウ糖ーグリコーゲン」回路が優先的になるわけです。

したがって、炭水化物を摂取する量を減らし、

ケトン体をエネルギーにする体質にすればいいのです。

そして必要なブドウ糖は、先に引用したように、

糖新生という仕組みで、タンパク質と脂質で体の中で

作ることができるので、大丈夫です。

  

  

マヨネーズといえば太る調味料の代名詞で、控えている人もいると

思いますが、マヨネーズはほぼ油なので炭水化物と一緒に摂らなけ

れば太りません。

(189p)

  

これは朗報です。

昨晩もマヨネーズをたっぷりかけて、レタスを食べました。

  

ダイエット中に小腹が空いたときに何を食べるかは、非常に重要な

問題です。(中略)手軽に食べられて、血糖値も上げずに満足感が

高い食材としては、ナッツがおすすめです。

硬いナッツは食感としても満足でき、オメガ3脂肪酸やビタミンE

も豊富に含まれており、栄養価も高い食材です。ナッツの中でもア

ーモンドやクルミは、糖質が少なくミネラルや良質な脂質が多いた

め、私は昼でも夜でも小腹が空いたときに食べるようにしています。

(191p) 

  

なるほどナッツか。

現在昼ご飯はそばにしているけど、買い置きが終わったら、

ナッツを昼飯にするのもいいなと思い始めました。

  

  

この本の最後にはがんについても書いてありました。

「インスリンはがんを増殖させる最大の因子」としています。

糖質制限で、インスリンの出る量は減るのですが、

タンパク質を食べることでも、インスリンは出るそうです。

がんになる栄養素の順番は、1番炭水化物、2番タンパク質、3番脂質

だそうです。

がんは糖分という利用しやすい栄養を絶たれても、脂質やタンパク

質をエネルギー源に変えて大きくなることもわかっています。この

ため糖質だけにターゲットを絞ったがん対策はすでに古く、高イン

スリン血症をターゲットとしたがん対策が求められていく時代に突

入しています。

そして、高インスリン血症を抑制することで従来からあるがん治療、

つまり手術、抗がん剤、放射線治療の治療効果をさらに上げること

も可能です。ケトン食は、ほかの治療とは違い副作用はほぼないた

め、がんを治療する医療現場で積極的に取り入れられる時代が一日

でも早く到来することを願い、この本の締めくくりとします。

(229p)

  

がん対策にもなるんだったら、やるしかないなと思います。

昼飯をケトン食にしよう。決めた。

  

この本の収穫は大きかった。

「朝食にパンを食べるな」④ 高脂血症の原因も炭水化物の摂りすぎ

     

今日は令和5年1月6日。

  

前記事に引き続き、

「朝食にパンを食べるな 10万人の胃腸を診た専門医が教える!!

長生き食事術」(福島正嗣著/プレジデント社)より。

   

私はかつて人間ドックでひっかかり、高脂血症の可能性があると言われ、

内科に通って、かれこれ8年ほど、コレステロールを下げる薬を

飲んできています。

この薬を飲まないと死ぬよとも言われました。

この病気について、この本に書いてありました。

  

脂質異常症は、昔は「高脂血症または高コレステロール血症」と呼ば

れた疾患です。

以前はコレステロール、つまり脂質の摂り過ぎが脂質異常症の原因と

考えられてきました。コレステロールを摂るから血液中のコレステロ

ールの値が高くなり、それが肥満や動脈硬化につながるという理論は

一見正しいようですが、今の医学ではほぼ否定されています。

最新の医学では、糖質の摂り過ぎが脂質異常症につながるというのが

常識になりつつあります。

糖質を大量に摂った場合、肝臓でインスリンの刺激により糖質は中性

脂肪に変換され、体の中に蓄積されます。この量が多くなるとコレス

テロールが高くなる、すなわち脂質異常症になるのです。

つまり、脂質異常症は食事から摂ったコレステロールが問題なのでは

なく、糖質を過剰に摂取した場合に体内で合成されるコレステロール

(中性脂肪)が問題なのです。

(122~123p)

  

私が長年患ってきた病気も、炭水化物を減らすことで

改善されるというわけです。

定期的に血液検査をしているので、本当かどうかは判断しやすいです。

これも人体実験です。

  

歴史的に見て、1日3食摂るようになったのは、つい最近のことです。

そもそも原始の頃の人間は、朝食を食べていなかったでしょう。江戸

時代以前にさかのぼってみても、1日2食だったという記録がありま

す。

1日3食という食生活は、人間古来の習慣ではなく、穀物をふんだん

に取り入れることによって生じた食習慣だと考えます。

タンパク質と脂質を中心とした糖質制限食を実践した場合、血糖値の

乱高下が少ないため、極端な空腹感は生じません。ところが、穀物を

中心とした食事をした場合、血糖値の乱高下が起こり、異常な空腹感

が生じます。

私も炭水化物を食べていた頃は1日3食どころか、空腹を感じるとき

には4食だった時期もあります。

ところが、糖質制限をしてからはそうした異常な空腹感はなくなり、

現在では1日1食もしくは2食となっています。つまり、1日3食は

穀物を大量に消費することによって生まれた食習慣であり、1日3食

食べたほうが健康であるという理屈は成り立たないと考えます。

1日3食という食生活は脳がつくり出した習慣であって、腸がつくり

出した習慣ではありません。

(136~137p)

  

炭水化物を極力摂らない福島さんは以上のように考えています。

以前、私は、整体の人に勧められて、朝食抜きを半年以上やりました。

体重はしっかり下がりました。

でも、朝、納豆にご飯を食べないと、物足りなさを感じ、

また朝食をスタートさせていました。

体重は元に戻ってしまいしました。

 

この本を読んで、また迷っています。

朝食の炭水化物(ご飯)をまたやめてみようかなと思い始めました。

  

  

消化管にとっては、極端に高熱で処理した食材は消化が難しく、胃

もたれの原因になります。また、加熱により失われる栄養素もある

ため、本来、タンパク質や脂質は加熱しない状態で食べるのが理想

です。

(145p)

人類は食中毒を克服するために加熱という画期的な調理方法を編み

出しましたが、食中毒という急性の危険を避ける代わりに、慢性的

な消化管疾患を抱えることになった事実は認識すべきです。

(146p)

  

鶏肉などは、高温の油で揚げるよりも、水で煮ることを勧めています。

牛肉も焼肉のように高温で焼くよりも、しゃぶしゃぶを勧めています。

消化管にとって、高温で処理されたものは消化がしにくいというのは、

目から鱗でした。

  

 

玄米がいいというのは、あくまでも白米に比べればであって、食べ

れば血糖値スパイクを起こすことには変わりないので、けっしてヘ

ルシーとはいえません。

(163p) 

  

とにかく、炭水化物がダメなんだ。

  

  

 

「朝食にパンを食べるな」③ 人間の体は、炭水化物を消化するには不向き

      

今日は令和5年1月6日。

  

前記事に引き続き、

「朝食にパンを食べるな 10万人の胃腸を診た専門医が教える!!

長生き食事術」(福島正嗣著/プレジデント社)より。

   

「誤解だらけの消化・吸収のしくみ」の章に書いてあったことを

まとめます。

   

胃もたれの主な原因は、炭水化物もしくは「炭水化物+酸化した油」

の組み合わせだと考えています。

(57p)

  

「胃もたれの主犯は炭水化物」という考えに至ったわけです。

(59p)

  

炭水化物の主成分であるデンプンは胃酸やペプシンの影響を受けに

くいため、胃は食道のように通過器官の一つでしかないのです。

(67p)

  

タンパク質と脂質は、小腸で膵臓から出る膵液で分解されて、

タンパク質はアミノ酸として小腸で吸収。

脂質はリンパ管で吸収される。

しかし、炭水化物が小腸に到達しても、タンパク質や脂質に比べて

消化酵素の分泌が少ないことが研究でわかっています。

この点からしても、炭水化物は消化液である膵液を刺激することが

少ない栄養素で、消化の要であり、かつ最後の砦である膵臓も、炭

水化物の消化には重点を置いていないと考えられます。

その理由としては、700万年ともいわれる人類の歴史の中で、農

耕を始める以前の約690万年の間は炭水化物を大量に食べること

がなかったため、人間の体にそこまでの対応ができていないからだ

と思われます。

(70p)

   

炭水化物は、人間の消化管にとっては苦手なものなのです。

その理由が、人類の歴史の中で、

大量の炭水化物を食するようになったのが最近のことだから。

説得力があります。

したがって、胃での滞留時間に違いが出てきます。

  

胃での滞留時間

・タンパク質・・30分~1時間

・脂質・・・・・タンパク質とほぼ同等

・炭水化物・・・4~8時間

(72p)

  

「腹持ちがいい」という表現を使うときがあります。

結局それは炭水化物が、なかなか胃で液状化されず、

小腸に送り込まれないためだったのでしょうか。

ただ炭水化物の中の糖質は、液状であるために、

すみやかに小腸に送られるそうです。

血糖値が上がるのは、そのためでしょう。

  

この仕組みを具体的に書いた部分を引用します。

  

胃の中ではパンやご飯などの炭水化物を消化するアミラーゼが分泌

されないため、化学的消化は行われません。ただし、口腔内での咀

嚼と唾液腺からのアミラーゼによって分解され、それが胃に移動し

て大量の胃液や胃の蠕動(ぜんどう)運動により攪拌(かくはん)

され半液状化されます。

その際、米や小麦の中の食物繊維以外のαデンプン部分だけは、唾

液のアミラーゼにより分解されてすみやかに小腸に送られるため、

比較的早く血糖値が上昇すると考えられます。

唾液のアミラーゼで分解されなかったデンプンと食物繊維は、胃の

消化液では分解されないため、長い時間残ることになります。

(76~77p)

   

炭水化物だけ胃での滞留時間が長いことが、問題を起こします。

タンパク質と大量の炭水化物を食べた場合、

人間の体は、タンパク質の消化のペースで動いてしまいます。

タンパク質が胃に入ると、胃液や分解酵素が出ます。

30分から1時間でタンパク質の分解は終了して、小腸に送られます。

小腸では膵臓から膵液が出て、分解吸収が進められます。

その時に小腸から、胃と食道の間にある下部食道括約筋に指令が出ます。

もう胃袋の中には、食べ物がないから、

開いても大丈夫だよという指令です。

つまり胃液が、食道を逆流しないように閉められていたのです。

以上がタンパク質の消化のペースで行われるのです。

やっかいなのは、タンパク質が小腸に送られても、

胃の中には、炭水化物が残っているということです。

食べ物が残っている以上、胃液は出続けます。

でも胃の上部の下部食道括約筋は開いてしまいます。

その結果、大量のゲップが出たり、胃液が食道を逆流する

逆流性食道炎が起こってしまうのです。

  

  

何度も書きますが、人間の体は、

炭水化物を受け入れるスタイルにはなっていないのです。

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