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2022年12月18日 (日)

アメリカの工業を支えている移民は、どこから来ているのか?

    

今日は令和4年12月17日。

   

地理の教科書からの引用です。

  

アメリカの経済の中心となる産業が時代とともに変化したことで、

移民の役割も変化しました。19世紀末から20世紀初めには、ヨ

ーロッパからの移民が製鉄所や自動車工場で働き、工業化に貢献し

ました。

(「新しい社会 地理」東京書籍 108p)

  

ここで疑問です。

「ヨーロッパからの移民」とありますが、

具体的にどこの国から来た移民なんだろう?

私はすぐに浮かんだのは、アイルランド移民です。

ジャガイモ飢饉によるアイルランドからの移民は有名です。

世界史の窓 ジャガイモ飢饉

でもジャガイモ飢饉は1845~1851年でした。

19世紀の半ば。ちょっと早い。

世界史の窓 移民(アメリカ)

ここにこんなグラフがありました。

50

新移民と呼ばれる人たちが、19世紀末~20世紀初めに来ています。

南欧・東欧とあります。

上の「世界史の窓」には次のように書いてあります。

  

「新移民」はイタリア人などの南欧系、ポーランド人・ロシア人など

の東欧系の人々、それにユダヤ人が多くなった。(中略)

20世紀の新移民の増加は、旧移民で低賃金労働力としてアイルラン

ド人と競合するようになると・・・(後略)

  

この文章から考えると、19世紀末~20世紀初めの

アメリカの工業を支えた移民は、アイルランド系に加えて、

東欧系・南欧系の移民のようです。

    

ネットで調べるのは、ここらが限界かな。

詳しく知りたければ、本を読まなくてはね。

  

  

地理の教科書の続きがまだあります。

  

ICT(情報通信技術)産業が急速に発展している現代では、大学な

どで学んだアジア系の移民がこうした産業を支えています。アメリ

カの大学や研究機関には世界中から研究者が集まり、活発に研究や

開発が行われ、新しい知識や技術が生み出されています。多くのア

ジア系の学生が、アメリカの大学でこうした最先端の学問を学び、

ICT関連の企業に就職しています。

(「新しい社会 地理」東京書籍 108p)

  

本当に困ります。

アジア系とは具体的にどこの国なんだ?

日本の愛知県の豊川市の片隅にある家の2階の部屋にいて、

そんな疑問を持ってしまいました。

アメリカに行って、現場に行けば一目瞭然なのでしょうが、

この部屋にいてどうにかしたいです。

  

私はインドではないかと思っています。

googleの一番偉い人(CEO)がインド系の人ですよね。

G05_o

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1446013.html

10月に来日したgoogleのCEOスンダ―・ピチャイ氏です。

この人に代表されるように、アジア系移民は

インドからの移民が中心ではないかと想像します。

   

さらに調べました。

これは参考になる動画でした。


YouTube: 【インド】なぜインド人CEOのパワーが欧米を席捲しているのか ? インドのパワーが炸裂!

インド人は、カースト制度の職業の枠に入っていない

ICT産業に参加することを積極的に考えています。

インドでは英語を学ぶことが充実しているので、

アメリカに行って大学に入ることを目指します。

そしてアメリカのICT産業に入って豊かな暮らしをするのが目標です。

中国人も、インド人以上に、アメリカの大学で学んでいるのですが、

中国人は、本国に戻って、中国のICT産業に就職するパターンが多いようです。

日本に、優秀なインド人エンジニアが集まって来る可能性は

とても低いと、この動画の後半では伝えています。

日本では、移民が、高度な職業に就く可能性は低いのです。

日本の技能実習制度は問題点が多いようです。

  

結論。現代のアメリカのICT産業を支えているのは、インド人です。

授業でそれを伝えたいです。

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